汚部屋に発生する虫の種類は?原因と対策を徹底解説!

汚部屋に発生する虫の種類は?原因と対策を徹底解説!
著者 坂本 貴志

汚部屋を放置すると、健康被害や近所トラブルを引き起こすだけでなく、虫が部屋のあちこちに棲みついて、繁殖してしまうかもしれません。特に汚部屋に繁殖しやすいゴキブリやハエ・コバエ、ダニといった虫は、繁殖力が強く、一度棲みつくと急速に数を増やすことで知られています。

当記事では、汚部屋に虫が発生しやすい理由や虫の種類、汚部屋の虫がもたらす悪影響について解説しています。虫の発生を防ぐ汚部屋の虫対策についても紹介しているので、汚部屋の虫問題に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を読んで分かること


  • 汚部屋に虫が発生しやすい理由
  • 汚部屋に発生しやすい虫の種類とその特徴
  • 汚部屋に発生する虫がもたらす悪影響
  • 汚部屋の掃除や害虫駆除を業者に依頼した場合にかかる費用
  • 虫の発生を防ぐ!汚部屋の虫対策5選

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汚部屋に虫が発生しやすい理由とは?

汚部屋には、さまざまな虫が発生します。なかには、見たこともない不気味な姿をしているものもあり、ビックリしてしまうかもしれません。しかし、そもそもなぜ汚部屋に虫が発生しやすいのでしょうか。汚部屋に虫が発生しやすい理由は、以下の通りです。

汚部屋に虫が発生しやすい理由とは?

まずは、汚部屋に虫が発生しやすい理由について詳しく紹介します。

虫にとっての餌が豊富に集まっている

汚部屋には、虫の餌となるものが多く散乱しています。代表的なものは以下になりますが、餌に困らずに棲みつくことができる場所は、虫にとって宝庫とも言える場所です。

  • 食べ物の残り
  • ゴミ
  • 髪の毛
  • フケ
  • カビ
  • ダンボール

虫の巣になりうる場所が多い

汚部屋には、「家具の裏」「積み重なった雑誌」「衣類の隙間」といった、虫が隠れることができる場所も数多く存在します。このような場所は、虫にとって快適な住処となるだけでなく、巣作りをするのにも適しているため、繁殖が繰り返され、結果的に虫が大量に発生してしまいます。

湿度が高く虫にとって快適な環境が整っている

汚部屋は部屋を閉め切っていることが多く、通気性が悪く、湿気がこもりやすい状態が続きます。湿度が高く温度も外部と比べて高い環境は、虫にとって非常に快適な環境といえるでしょう。その状態が虫の活動を活発にし、繁殖しやすくなるのです。

さらに、ゴミや不用品が山積みになっていれば、その部分の風通しは非常に悪く、水分も蒸発しにくくなります。

特に、ゴミのなかに生ゴミが混じっていると腐敗や発酵によって熱が生じ、さらに虫にとって住みやすい条件が整ってしまうのです。

虫が繁殖しやすい不衛生な環境である

汚部屋は、定期的な掃除や換気が行われていないため、細菌やウイルスが繁殖しやすく、虫にとって格好の繁殖場所です。特に、ごはんの食べ残しやペットボトルの残り水を放置している場合には、残りカスを餌に虫が繁殖を繰り返します。虫の繁殖力はすさまじく、ほんのわずかな食べ残しでもびっくりするような数が繁殖するため、注意が必要です。

汚部屋に発生しやすい虫の種類

汚部屋に発生しやすい虫の種類

汚部屋に発生しやすい虫の種類には、以上の6つが挙げられます。いずれの虫も繁殖力が強く、一度棲みついてしまうと素人では根絶が難しいのが現実です。ここでは、汚部屋に発生しやすい虫の種類と、その特徴について紹介します。

汚部屋に発生しやすい虫 特徴
ゴキブリ
  • キッチンやゴミ箱の周辺、暗い場所、家具の隙間に多く発生する
  • 汚れた場所を好み、あらゆる種類の食べ物を食べる
  • 繁殖力が強い
ハエ・コバエ
  • 生ゴミや排水溝に多く発生する
  • 小さな体で素早く動き回るコバエやゴミや腐敗物に集まり、「赤痢」「コレラ」「O-157」などの病気を媒介する可能性がある
ダニ
  • 布製品やカーペットに寄生する
  • かゆみや炎症のほか、アレルギーやシックハウス症候群の原因となることがある
ノミ
  • ペットに寄生することが多いが、人間にも寄生することがある
  • 刺されると、「バルトネラ症(猫ひっかき病)」や「リケッチア感染症」を引き起こすことがある
シバンムシ・チャタテムシ
  • シバンムシは、湿気の多い場所を好み、家具の隙間や壁の亀裂、床下などに住み着く
  • チャタテムシは、湿度が高く、暗い環境を好み、キッチンやバスルーム、洗濯機の周りなどに住み着く
  • 蚊は水回りを中心に繁殖するため、卵を産み付けやすい
  • 部屋内に繁殖することで、日常生活が不便になるだけでなく最悪の場合はテング熱を媒介する可能性もある

ゴキブリ

温暖で湿度の高い環境を好むゴキブリは、室内でも暗い場所や家具の隙間に隠れています。特に、汚れた場所を好み、あらゆる種類の食べ物を食べるため、キッチンやゴミ箱の周辺に多く発生します。

ゴキブリは、「1匹見つかると数100匹隠れている」とも言われるほど繁殖力が強い生き物です。さらに、1回の産卵で最低でも20〜30匹増えてしまうため、見つけた場合は早急に対策する必要があります。

ハエ・コバエ

ハエやコバエは、生ゴミや腐った食品、排水溝に多く発生します。特に、野菜や果物の残りカス、発酵した食品はコバエの格好のエサになります。

さらにハエは、「細菌」「ウイルス」「寄生虫」をはじめとする、さまざまな病原体を媒介することも知られています。最悪の場合、「赤痢」「チフス」「コレラ」「O-157」などの病気に罹患する可能性もあるため、注意が必要です。

ダニ

ダニは、布団やカーペット、ソファ、衣類などに寄生し、人間の皮膚のフケや髪の毛などをエサに繁殖します。

ダニは、人間を刺して体液を吸うことがあり、刺された箇所はかゆみや炎症、皮膚炎、湿疹などを引き起こします。さらに、ダニの糞や死骸はアレルゲンとなり、シックハウス症候群を誘発する可能性もあるため、見つけたら完全に駆除することが重要です。

ノミ

ノミは、動物に寄生し、血を吸う生き物です。ノミが寄生先として最も多いのは、犬や猫などのペットですが、なかには人間に寄生することもあります。ノミは放置すると急速に繁殖し、数週間で大量に増えるという特徴があります

さらに、さまざまな病気を媒介する可能性もあり、「バルトネラ症(猫ひっかき病)」や「リケッチア感染症」を引き起こすおそれがあります。

シバンムシ・チャタテムシ

「シバンムシ」は、乾物や穀物などを食べ、食品を汚染する虫です。シバンムシは湿度が高く、温度が25℃前後の環境を好みます。特に、木材や紙などの有機物が豊富な場所に生息しやすく、繁殖力も強いため、放置するとあっという間に広範囲にわたって増殖してしまいます。

一方、「チャタテムシ」は湿気の多い場所で繁殖し、紙や本を食い破る虫です。チャタテムシは湿気の多い場所を好み、特にカビが生えやすい環境で繁殖します。湿度が高く、暗い場所で見かけることが多いと言われています。

汚部屋には、蚊も多く発生します。なぜなら、汚部屋はシンクやお風呂に水が溜まったままになることが多く、蚊が卵を産み付けやすい環境だからです。

蚊に刺されると痒いだけでなく、睡眠を邪魔されたり、最悪の場合はテング熱を媒介する可能性も否定できません。また、小さな子どもや高齢者は、一度に複数個所を蚊に刺されると発熱してしまうこともあるため、蚊が大量発生する前にしっかり駆除することが重要です。

汚部屋の虫がもたらす悪影響

汚部屋に発生する虫を放置すると、以下の4つのリスクが高まるため注意が必要です。

汚部屋の虫がもたらす悪影響

それぞれのリスクについて確認し、汚部屋に発生する虫を放置することで考えられる悪影響について理解を深めましょう。

人体に健康被害を与える

汚部屋に虫がわくと健康や住環境に大きな問題が起きやすくなります。健康に関するものではアレルギーと感染です。小さな虫の死骸やフンが崩れたものは空気中に舞いやすく、アレルギー性鼻炎や喘息などの原因となります。

ダニやアオバアリガタハネカクシ(ヤケドムシ)のように皮膚炎になることもあります。

また、パンケーキミックスやお好み焼き粉などの中でダニが繁殖し、知らずに食べてアナフィラキシーを起こす事件も実際に起きています。繰り返し食べることで知らず知らずにダニアレルギーとなっていることもあるのかもしれません。

病原菌を媒介する虫も多く、虫が歩いたり止まったりする場所に触れてしまうことも多いでしょう。食品自体に虫が止まって汚染されることも考えられます。

住宅の寿命を縮める

汚部屋に発生する虫のなかには、木材を好んで食べる「キクイムシ」という虫も存在します。キクイムシは非常に小さく、木材の奥深くに入り込むため、目で見たり手で取り除いたりするのが困難な傾向にあります。

キクイムシによる被害が拡大すると、柱などの骨組みやドアが食い荒らされてしまいます。結果的に、住宅の耐震性を低下させることにつながり、倒壊のおそれが高まります。

近所トラブルや行政指導が発生することも

汚部屋で暮らしている方のなかには、「部屋のなかがどれだけ汚くても、自分の部屋だから問題ないだろう」と考える方も少なくありません。しかし、汚部屋の影響による虫の発生は、自分の部屋や自宅だけでは済まないことが多く、あまりにもひどい状態だと近所からクレームや行政指導が入る可能性があります

近所からクレームが続き、状況が悪化すれば家を出ることを余儀なくされることもあるかもしれません。大事になる前に、業者に掃除をする依頼など対処したほうが望ましいでしょう。

経済的な損失を与える

汚部屋には、大量のゴミや不用品で溢れかえっている状態が一般的です。これらのゴミや不用品を処分するためには、多額の費用が発生すると覚悟しなければなりません

不用品の処分費用は、ゴミの量や種類、処分方法によって異なります。例えば、粗大ゴミや家電製品などは、自治体の回収サービスを利用する場合でも有料になる場合がほとんどです。さらに、大量のゴミを一度に処分するとなると、不用品回収業者に依頼する必要があり、より高額になります。不用品回収を業者に依頼する場合の費用相場は以下の通りです。

部屋の間取り 料金目安
1K・1R 43,000円~
1LDK 50,000円~
2LDK 135,000円~
3LDK 185,000円~
4LDK 244,000円~

ただし、実際に片付けにかかる費用は「部屋の広さ」「ゴミの量」「作業員数」などで大きく変わってきます。

業者によっても料金が異なりますので、依頼する前には必ず見積もりを取って確認して下さい。なお、ハウスクリーニングなどはオプションとして別料金となることがほとんどなので、その点も念頭に置いておきましょう。

虫の発生を防ぐ!汚部屋の虫対策5選

汚部屋の虫対策は、根本的な原因である汚部屋を改善することが最も重要です。また、以下の5つの対策を徹底することで、虫の発生を予防し、部屋を清潔に保つことができます。

  • 部屋の湿度を下げる
  • 虫のエサや隠れ家になりうるものを片付ける
  • 定期的かつこまめな清掃を心がける
  • 殺虫剤を使用する
  • プロの清掃業者に依頼する

ここからは、虫の発生を防ぐために行いたい汚部屋の虫対策について紹介します。

虫のエサや隠れ家になりうるものを片付ける

まずは、部屋を掃除し、虫のエサや隠れ家になりうるものを片づけましょう。エサとなる物を失くせば害虫は必然的に生き残れなくなります。また、隠れ家や巣を作りそうな場所を取り除くことも大事なポイントとなります。

汚部屋のように物が積み重なっているとその隙間に虫が入り込むため、なるべく物を減らすことが大切です。ゴミや不用品などを処分すれば通気も良くなるため一石二鳥です。

同時にエサとなる食べかす・カビ・フケや髪の毛といったものもきれいに掃除しましょう。

部屋の見通しが良くなれば掃除もぐんとしやすくなります。

部屋の湿度を下げる

多くの害虫は、湿度が高い環境を好むため、こまめに換気を行って部屋の湿度を下げることも忘れてはならないポイントのひとつです。

理想的な室内の湿度は、40%から60%と考えられています。この範囲内では、快適な生活環境が保たれ、カビやダニの発生を抑えることができます。

毎日数回、短時間でも窓を開けて換気を行い、室内の湿度を下げるよう心掛けましょう。また、湿度が特に高い場合は、サーキュレーターなどの除湿機を使用することで、室内の湿気を効果的に取り除くことができます。

殺虫剤を使用する

ひとまず、「部屋の中に繁殖している虫をなんとかしたい」という場合に効果的なのが、殺虫剤です。殺虫剤の最大のメリットは、手軽に入手できることと、即効性の高さにあります。殺虫剤には、スプレー・ホウ酸団子などの有効成分である「ベイト剤くん製タイプ」など、さまざまな種類があるため、発生している虫のタイプに合わせて選びましょう。

ただし、虫によってはスピードが速かったり、大量に繁殖していたりして根絶できない可能性もあります。そのため、少しでも不安のある方は、害虫駆除に知見の深い掃除業者に相談することをおすすめします。

定期的かつこまめな清掃を心がける

虫を発生させないためには、一時的でなく継続的に部屋を綺麗にすることもポイントです。

定期的に掃除をして、部屋の中を清潔に保ちましょう。この際、掃除をするのは床や水回りといった目立つ場所だけでなく、クローゼットの中や布団・カーペットといった場所まで注意するのが重要です。また、日常的にゴミはため込まないように心掛け、虫の侵入や繁殖を防ぎましょう。

プロの清掃業者に依頼する

すでに部屋内に虫が大量発生している場合や、悪臭が漂っている場合には、ゴミを処分するだけでは問題が解決できず、業者による清掃・消毒が必要になります。特に、床下や配管内汚れや木材をエサに繁殖するタイプの害虫は、素人では対処できないため、業者の作業が不可欠です。

プロの清掃業者に依頼すると、短期間で部屋が片付くだけでなく、虫が発生する原因も突き止めてくれるため、問題を根本的に解決することが可能です。さらに、汚部屋掃除にかかる時間や労力も軽減できるため、肉体的・精神的な負担を減らすことができます。

業者に害虫駆除を依頼した場合にかかる費用の相場は、以下の通りです。

害虫・害獣の種類 駆除費用の相場
ゴキブリ 20,000~100,000円
ダニ 20,000円~50,000円
ノミ 30,000~80,000円
ハエ・コバエ 30,000~50,000円
ネズミ 80,000~150,000円

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まとめ:汚部屋の退去はプロに任せて費用問題を解消しよう!

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今回は、汚部屋に虫が発生しやすい理由や虫の発生を防ぐ汚部屋の虫対策についてお伝えしました。

汚部屋は、その環境の悪さからゴキブリやハエ・コバエといった虫が発生しやすいものです。また、汚部屋に発生する虫は、繁殖力が高いこともあり、一度発生すると短期間で広がってしまいます。

そのため、部屋に虫が棲みついている場合は、早急に業者に掃除を依頼し、根絶を目指しましょう。

「汚部屋を片づける時間や体力がない方」や「すでに部屋に虫が湧いてしまっていて困っている方」は、専門の片付け業者に依頼することをおすすめします。業者に依頼することで、不要な物を手早く適切に撤去することができ、汚部屋掃除にかかる負担を大きく軽減できます。

ただし、片づけ業者の料金やサービス内容は、業者ごとに違うため、複数の業者から相見積もりを取り、料金や作業内容、信頼性などを比較検討することが大切です。

まずは、信頼できる片づけ業者に見積もりを依頼してみてください。適切な業者選びと準備で、無理のない費用で満足のいく汚部屋掃除を実現しましょう。

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著者情報

坂本貴志

坂本 貴志

遺品整理の相談所 代表

遺品整理の相談所の代表を務め、廃棄物業界に15年従事しており、遺品整理、生前整理、ゴミ屋敷片付けなどの各種サービスのエキスパート。姉妹サイトでは、一般廃棄物収集運搬業の許可業者のみを紹介する不用品回収のマッチングサイト「不用品回収相談所」を全国展開し、 業界の健全化をビジョンに掲げて事業を運営している。豊富な経験により、個人でも一般廃棄物実務管理者、遺品整理士などの専門資格も取得しており、業界団体の講師や廃棄物業者へのコンサルティングなども務めている。

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