ゴミ屋敷の片付け費用はいくら？間取り別・実例付きで徹底解説

「ゴミ屋敷の片付け費用はどのくらいかかるのだろう」
「ゴミ屋敷の片付けは、業者に依頼したら費用はいくらかかるの」

ゴミ屋敷を片付けたいけど、業者に依頼するとなると費用が気になりますね。

片付けを専門の業者に依頼した場合の費用の目安は次の通りです。

【間取り別ゴミ屋敷業者の費用の例】

参考：不用品回収相談所「ゴミ屋敷清掃の参考料金」

※費用には、分別作業、搬出作業、収集運搬、処分費用などが含まれています。

この料金は、あくまで「目安」であり、ゴミの量や内容によっては、大きく変わることがあります。

そのため、実際に下見をしたあとに、見積もりをもらうまでは、明確な費用を確定することはできません。

しかし、片付け業者の中には、作業の後に高額な追加料金を請求するような悪質な業者もおり、大きな問題となっています。

騙されずにゴミ屋敷を片付けるには、優良な片付け業者を選ぶコツも知っておく必要があります。

そこでこの記事では、間取り別片付け費用の相場と作業目安、ゴミの量別片付け費用の目安を詳しく説明していきます。

片付け費用の目安がわかり、どのような業者に依頼するべきかも理解できるでしょう。

ゴミ屋敷が、見違えるほど綺麗で快適な家に戻るはずです。

ぜひ最後までお読みください。

1.間取り別｜ゴミ屋敷の片付けの費用相場と作業目安

まず最初に、ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼した場合の費用を見ていきましょう。

費用は、部屋の大きさ、家財やごみの量、作業時間などによって大きく変わります。

そのため、「ワンルームなら〇〇円」「一軒家なら〇十万円」など、明確に示すことはできません。

しかし、実際に依頼する前に、およその目安くらいは知っておきたいですね。

そこで、参考までに間取り別の参考費用を紹介します。

※条件を揃えるため、床から50cmくらい（ヒザ下）までの高さのゴミを想定しています。

【間取り別ゴミ屋敷業者の費用の例】

参考：不用品回収相談所「ゴミ屋敷清掃の参考料金」

※費用には、分別作業、搬出作業、収集運搬、処分費用などが含まれています。

ゴミ屋敷の間取りが増えると、それだけ作業日数や作業人数が増えます。

人件費や、廃棄物を運搬するトラック費用も余計にかかることから、高額になるのです。

2.ゴミの量（高さ）別｜片付け費用の参考目安

次に、ゴミの量別の片付け費用を見ていきましょう。

上記で目安とした料金に加え、ゴミの量や質によって、費用が高くなる場合があります。

たとえば、同じワンルームでも、4万円〜20万円もの大きな開きがあるのです。

そこで、ワンルームと一軒家について、ゴミの量（高さ）による費用の参考目安を、解説していきましょう。

2-1.ワンルーム｜ゴミの量（高さ）別参考費用

ワンルームのゴミの量別参考費用は次の通りです。

【ワンルームの片付け費用目安】

※費用には、分別作業、搬出作業、収集運搬、処分費用などが含まれています。

ワンルームは広さが限られており、一軒家よりも全体の量が少ないため、さほど高い料金ではありません。

基本的に独身が多いため、弁当の容器、インスタント食品の包装、ペットボトルなど、比較的軽量です。

そのため、ゴミが「床が見える程度」なら、最低の4万円程度で済むでしょう。

しかし、ゴミの量が腰の高さ以上であったり、次のようなゴミを含む場合は、費用も高くなります。

業者に依頼する際は、事前にどの種類のゴミが含まれるのかを具体的に伝え、見積もりをもらうと安心です。

2-2.一軒家｜ゴミの量（高さ）別参考費用

一軒家の場合、間取りによって、ゴミの総量が大きく異なります。

例として、3LDKの場合の参考費用を見ていきましょう。

【3LDKの場合の参考費用】

※費用には、分別作業、搬出作業、収集運搬、処分費用などが含まれています。

一軒家は、ゴミの重量が重い傾向にあり、高額になりやすいといえます。

というのも、長年蓄積されていた書籍や雑誌、衣服、未開封の贈答品などが、ぎっしりと積み重なっていることが多いからです。

階段などがあると、持ち運びが困難になるため、オプション料金がかかることもあります。

そのため、広い一軒家やゴミの内容によっては100万円を超えることもあるでしょう。

費用を低く抑えたい場合は、4章「ゴミ屋敷の片付け業者の費用を抑えるコツ」を参考にしてください。

3.【実例4選】ゴミ屋敷片付け費用の実際

では実際に、ゴミ屋敷を業者が片付けた場合の費用事例を見ていきましょう。

家の間取りはさほど変わらなくても、ゴミの内容や量によって価格は異なります。

どのようなゴミの量で、費用が高くなるのか、ぜひ参考にしてください。

3-1.ゴミ屋敷の片付け費用｜88,000円

出典：不用品回収相談所

ワンルームの片付けで、2時間程度で完了しました。

生活ゴミに加えて、テレビやベッドマット、布団、机などを不用品として回収し、清掃しております。

不用品の回収後に、床にこびりつき等がありましたので、簡易清掃の作業もおこないました。

3-2.ゴミ屋敷の片付け費用｜132,000円

出典：不用品回収相談所

引っ越しのためのゴミ屋敷清掃で、退去期限が迫っているため、早急の作業となりました。

作業員3人で、2日間かけて作業を行っています。

扇風機や洗濯機などの家電、布団、生活ゴミが積み上がっており、物が多かったため、家具などは分解して、より多くトラックに積めるようにしています。

3-3.ゴミ屋敷の片付け費用｜334,400円

出典：不用品回収相談所

ゴミ屋敷になっている自宅の不用品を回収・処分してほしいとのご希望でした。

生ゴミなどは少ないものの、布団やベッド、家電製品など、大型のゴミが多く、必要に応じて解体などをして搬出しました。

3-4.ゴミ屋敷の片付け費用｜566,500円

出典：不用品回収相談所

空き缶、ペットボトル、生ゴミで、足の踏み場がない状態での片付けです。

大型の不用品は少ないものの、とにかくゴミの量が多いことから、費用が高くなっています。

4.ゴミ屋敷の片付け業者の費用を抑えるコツ

ゴミ屋敷の費用の目安を見て、「業者を依頼したいけど意外と高いな」と感じた方もいるのではないでしょうか。

「どんなに時間がかかっても自力でやるしかない」と思かもしれませんが、ゴミ屋敷の片付けは、とにかく早くやらないと、次のようなリスクが大きくなってしまいます。

【ゴミ屋敷を放置するリスク】

このようなトラブルに発展する前に、業者の費用を少しでも抑える方法を押さえておきましょう。

ゴミ屋敷を放置するリスクや自力での片付けについて、さらに詳しく知りたい方は、次の記事を参考にしてください。

4-1.できる範囲でゴミ出しや分別をしておく

まずは、できる範囲でゴミ出しや分別をしておくことで、業者に支払う費用を抑えることができます。

ゴミ屋敷の清掃費用は、回収するゴミの量と作業する時間が多いほど高くなるからです。

あらかじめゴミの量を減らし、分別する時間を少なくすることで、作業時間やスタッフの削減に繋がるでしょう。

【やっておくべきこと】

ゴミを分別するだけで、作業効率が上がり、スムーズに片付くようになります。

ただし、分別するだけで疲れてしまうこともあるので、無理をしない程度に行いましょう。

4-2.サービスに対してコスパの良い業者を選ぶ

サービスに対して、コストパフォーマンスの良い業者を選ぶことをおすすめします。

片付け業者は、同じ料金でも、業者によってサービスの内容が大きく異なる場合があるためです。

たとえば、同じ基本料金で「片付けのみを行う」業者と、「片付け+清掃・ゴキブリ駆除サービス」がついている業者では、後者の業者の方がコスパが良いですよね。

【コスパの良い業者の基本料金に入っているサービス】

業者によっては、このようなサービスは、「追加料金」や「オプション料金」がかかる場合があります。

どんなに基本料金が安くても、追加料金でかえって高くなってしまうケースもあります。

基本料金の含まれるサービスを確認することはもちろん、追加料金などは発生しないかなども聞いておくと良いでしょう。

4-3.買い取りを行う業者を選ぶ

買い取りサービスがある業者を選ぶと、片付け費用を抑えることができます。

不用品を買い取ってもらうことで、片付け費用と相殺し、費用が安くなるからです。

たとえば、次のようなものが買い取り可能です。

ただし、どんなものでも値がつくわけではなく、保管状態の良い物や、購入して間がない電化製品などが中心となります。

また、業者によって得意分野があるため、まずはホームページなどで確認することをおすすめします。

5.実はゴミ屋敷片付け業者による不当な高額請求トラブルは少なくない

これまでの解説で、ゴミ屋敷の片付けは業者に依頼しようと思われた方も多いでしょう。

しかし、ゴミ屋敷の片付け業者には、不当な高額請求などのトラブルも少なくありません。

たとえば、次のようなトラブルが報告されています。

一般の方が片付け業者の適正料金を知らないのをいいことに、作業後に高額請求するのです。

このような手口は、消費者庁や環境省からも注意喚起されており、注意が必要です。

トラブルを避けるためにも、6.章「ゴミ屋敷片付けで優良な業者の特徴」を参考に、優良な業者を選ぶようにしましょう。

6.ゴミ屋敷片付けで優良な業者の特徴

では、ゴミ屋敷の片付けで優良な業者を選びにはどうしたら良いのでしょうか。

5章「実はゴミ屋敷片付け業者による不当な高額請求トラブルは少なくない」でも解説した通り、間違って悪徳業者に依頼してしまうと大変です。

選び方としては、次の3つの特徴をもつ業者は信頼できるといえます。

※古物商許可とは、使用済み品などを売買できる許可証で、自治体の公安委員会から許可を受けているため、法令を遵守している業者である証となります。

この3つを兼ね備えている業者を選ぶことで、トラブルやリスクを避けることができるでしょう。

とはいえ、片付け業者は少し検索するだけでも多数の業者が見つかるため、その中から選ぶのは難しいといえます。

調べ方としては、次のように進めるとよいでしょう。

価格が適正かどうかは、数社見積もりを取ることで、おおよその平均がわかるようになります。

トラブルを避けるためにも、基本料金には何が含まれるのか、追加料金は発生しないのかを必ず確認しましょう。

6-1.ゴミ屋敷の片付けなら「遺品整理の相談所」にご相談を

「安いのはもちろん、明日にでも来てくれる業者がいいな」
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7.まとめ

いかがでしたでしょうか。

ゴミ屋敷の片付け費用について、ご理解いただけましたでしょうか。

最後に、この記事の振り返りを行いましょう。

◯間取り別ゴミ屋敷業者の費用の例

参考：不用品回収相談所「ゴミ屋敷清掃の参考料金」

※費用には、分別作業、搬出作業、収集運搬、処分費用などが含まれています。

◯ワンルームの片付け費用目安

※費用には、分別作業、搬出作業、収集運搬、処分費用などが含まれています。

◯3LDKの場合の参考費用

※費用には、分別作業、搬出作業、収集運搬、処分費用などが含まれています。

◯ゴミ屋敷の片付け業者の費用を抑えるコツ

• できる範囲でゴミ出しや分別をしておく
• 買い取りを行う業者を選ぶ

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