軽度なゴミ屋敷からの脱出!快適な生活を取り戻すための完全ガイド

軽度なゴミ屋敷からの脱出!快適な生活を取り戻すための完全ガイド
著者 坂本 貴志

ゴミ屋敷と言うと、足の踏み場がない・悪臭がするなど、生活に支障が出る部屋を想像する方も多いでしょう。しかし、ゴミ屋敷の状態が軽度であれば、早い段階での片付けが可能です。本記事では、軽度なゴミ屋敷を脱出するための対策について解説しますので、快適な生活を目指したい方はぜひ参考にしてみてください。

この記事を読んで分かること


  • 軽度なゴミ屋敷の特徴
  • 軽度なゴミ屋敷を作り出しやすい人
  • 軽度なゴミ屋敷でも油断できない理由
  • 軽度のゴミ屋敷を解消するコツ

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軽度なゴミ屋敷の特徴とは?

ゴミ屋敷には、初期段階から深刻な状態までいくつかの段階があり、初期段階の「軽度なゴミ屋敷」であれば、自力で改善できる可能性は十分に考えられます。軽度なゴミ屋敷に見られる主な特徴は、以下の状態です。

軽度なゴミ屋敷の特徴とは?

それぞれの状態について、さらに詳しく見ていきましょう。

とにかく収納されていない物がいっぱいある状態

いわゆる「物屋敷」の状態になっており、収納されていないものが部屋にあふれてゴミと混ざってしまうと、軽度のゴミ屋敷と言われる場合があります。ただし、ゴミ屋敷は部屋の中が生活ゴミで埋まっているのに対し、物屋敷は生活用品や家電などの不用品が溜まっている点で異なります。生活に大きな支障はありませんが、探し物に時間がかかったり、部屋にいても落ち着かなかったりするでしょう。

物屋敷であれば、整理整頓をして物を収納すると解決する場合がほとんどであるため、物屋敷の段階で定期的に片付けたいものです。特に、寝室が物屋敷になってしまうと睡眠の質が下がってしまうため、注意が必要です。

床はなんとか見えている状態

床にゴミが落ちていても、少しゴミをどかすと床が見える・もしくは落ちているゴミの隙間から床が見えれば、ゴミ屋敷の中でも軽度であるといえます。部屋の隅に不用品やゴミ袋が山になっていても、かろうじて生活空間は確保できていると言えるでしょう。ゴミの量も比較的把握しやすく、自力でも掃除しやすい状態です。

ただし、床に様々なものが置かれていると転倒しやすくなったり、ホコリがたまりやすくなって不衛生になったりするため、決して好ましい状態ではありません。

解かれていない荷物が山積みになっている状態

ネットショッピングで注文して届いた商品がそのまま置かれていたり、引っ越してきて荷ほどきしていない段ボールが山積みになっていたりすると、軽度のゴミ屋敷に該当します。この状態の場合、注文した商品を忘れたりダンボールの中身が分からなかったりすると、同じ商品を再度購入するケースも多く、さらに物が増えてしまうのです。

物が多いと収納スペースに入りきらなくなり、部屋の随所に荷物が山積みになっている状態が日常的になってしまうでしょう。結果として、軽度のゴミ屋敷になってしまいます。

悪臭や害虫は発生していない状態

軽度のゴミ屋敷であれば、悪臭や害虫は発生しておらず、掃除をしてゴミを片付けるだけで元の状態に戻せる可能性があります。ただし、弁当の空箱や飲んだ後のペットボトル・空き缶を長時間室内に放置すると悪臭や害虫が発生し、あっという間にゴミ屋敷となってしまいます。

生ゴミ以外にも、水気の多いゴミは部屋の湿度を高め、同じように悪臭や害虫が発生しやすくなるため注意が必要です。悪臭や害虫がいったん発生すると、完全に駆除するまでに時間も手間もかかるため、発生していない段階でしっかりとゴミを片付けることが大切です。

軽度のゴミ屋敷を作り出しやすい人とは?

軽度のゴミ屋敷を作り出してしまう人には、もともと整理整頓が苦手なだけでなく、以下のようにライフスタイルや環境が要因となっているケースもあります。

軽度のゴミ屋敷を作り出しやすい人とは?

それぞれの要因について詳しくご紹介します。

仕事や家事育児に追われて掃除をする時間が取れない

毎日の仕事や家事育児で時間に追われていると、片付けや掃除にまで気が回らなくなり少しずつ家の散らかり具合が広がっていってしまいます。この状態が進行するとゴミ屋敷になってしまい、休みの日にまとめてやろうとしても片付けが難しくなってしまうでしょう。毎日少しずつでも部屋のゴミ拾いをするなどして、最低限のゴミ処理は行いたいものです。

また、仕事などのストレスによって心理状態が悪化すると、片付けやゴミ捨てをおこなう余裕がなくなり、ゴミ屋敷になってしまうケースもあります。ゴミが溜まると、掃除や片付けにさらに時間がかかってしまい、ゴミ屋敷が進んでしまいます。

うつ病や認知症などの疾患や心理的な要因がある

うつ病や認知症などの疾患を持つ人は、判断力・行動力・気力などが低下してしまうため、積極的に掃除をすることは難しくなります。発達障害の傾向がある人は、複数の行動を同時に進めることが難しかったり、イレギュラーな状況に対応できなかったりする場合も多く見られます。

また、溜め込み症の症状がある人・物への執着・愛着が強い人・買い物依存症の傾向が見られる人などは、物に囲まれることで安心感を覚えるため、結果としてゴミ屋敷になりやすいのです。これらの要因によってゴミ屋敷になってしまう場合は、本人の意思だけでは状況の改善が難しく、専門医の支援が必要です。

生活環境に問題を抱えている

生活環境に問題点があると、ゴミの片付けが十分にできず、ゴミ屋敷の状態になる場合があります。具体的に、以下の問題があるとゴミ屋敷になりやすいと言えるでしょう。

  • 高齢者の一人暮らしである
  • 住居に十分な収納スペースがない
  • 経済的な困窮により必要なものが購入できない

高齢者の一人暮らしでは、体が思うように動かないと片付けができず、人の助けを借りることも難しいケースが少なくありません。収納スペースがなく室内に荷物を置いたままになったり、収納用品が購入できず片付けられなかったりすると、部屋が片付かないままになってしまうのです。

片付けの必要性を感じていない

もともと汚れた家に住んでいる・部屋が汚れていても気にならないなど、片付けの必要性を感じない人は片付けの方法も分かっていません。この傾向が、ゴミを溜めるきっかけとなり、最終的にゴミ屋敷に繋がってしまうでしょう。

片付けの必要性を感じていない人に対しては、片付けることによるメリットを理解してもらう必要があります。

軽度なゴミ屋敷でも油断は禁物な理由

軽度なゴミ屋敷であれば生活を送ることは可能ですが、放置すると以下のリスクが高まるため注意が必要です。

軽度なゴミ屋敷でも油断は禁物な理由

それぞれのリスクについて理解し、軽度なゴミ屋敷でも危険性が高いことを理解しておきましょう。

不衛生な環境が原因の健康被害

ホコリ・カビ・虫の死骸などが大量に溜まると、ハウスダストが発生します。ハウスダストを吸い込むと、呼吸器系のトラブルやアレルギー症状を引き起こし、健康被害の発生リスクが高まってしまいます。特に、もともとアレルギーを持っている人や免疫力が弱い人は、命が脅かされる可能性もあるため、とても危険です。

食べ残しやほこりなどは害虫の餌となるため、ゴミを放置するとやがてゴキブリやハエなど害虫の住処になってしまいます。害虫は、環境の悪化だけでなく感染症のリスクも高め、さらなる健康被害につながるでしょう。

また、室内の悪臭を換気するために窓を開けたくとも、ゴミが山積みになっていると窓を開けられず、頭痛・不眠・食欲不振などを引き起こす場合があります。

火災や事故が発生する危険がある

室内にゴミが散乱していると、足の踏み場がなくなるだけでなく、狭い歩行スペースで転倒してケガをするリスクが高まります。また、転倒事故以上に怖いのが火災の発生リスクであり、これまで実際にゴミ屋敷で以下の火災が発生しているのです。

  • ホコリが溜まったことで漏電するトラッキング火災
  • ゴミの下敷きとなったカセットボンベの爆発事故
  • ライターや乾電池の液漏れによる発火事故
  • ゴミ袋の中にあるタバコの吸い殻の発火事故
  • 電気コードが切れることで発生したボヤ

これらの火災は、ゴミ屋敷でなくとも発生リスクは0ではありませんが、ゴミ屋敷ではさらに危険性が高まります。ゴミ袋の数が増えるにつれ、中身を把握しづらくなるため、十分注意しなくてはいけません。

人間関係のトラブルで思わぬ出費が発生することも

ゴミの放置による害虫や悪臭の発生は、隣人トラブルに発展するケースも少なくありません。話し合いでトラブルが解決できない場合は民事訴訟に繋がるケースもあり、多額の費用がかかります。

また、室内に染み付いた悪臭や汚れを自分で落とすのは難しく、業者による清掃が必要です。この場合、賃貸物件の退去勧告を受けたり、退去時にオーナーから高額な原状回復費用を求められたりする可能性が高まります。

民事訴訟の費用や原状回復費用は、ゴミ屋敷でなければ本来支払いが不要な出費です。予定外の出費を発生させないために、ゴミ屋敷になるまで放置せず、毎日少しずつでも良いので掃除を心がけることが大切です。

重度のゴミ屋敷に発展する可能性が高い

軽度のゴミ屋敷の段階で掃除をするクセをつけておけば、必要以上にゴミが溜まる心配はありません。しかし、掃除を後回しにしてしまうとさらにゴミが溜まり、片付ける気力がなくなる悪循環に陥ってしまいます。この状態が続くと、重度のゴミ屋敷に発展する可能性が高く、深刻な問題になるでしょう。

重度のゴミ屋敷になると、足の踏み場がなくなる・害虫がさらに繁殖しやすくなる・悪臭が鼻につくなど、生活ができる状態ではなくなってしまいます。重度のゴミ屋敷になる前に片付けを行うとともに、ゴミを増やさない生活を送ることが大切です。

軽度なゴミ屋敷を解消するコツ

軽度のゴミ屋敷であれば、心がけ次第できれいな家に戻すことが可能です。そのためのコツとして、以下の3つの方法を毎日実行するのがポイントです。

  • 小さな目標を立てて必ず守る
  • ものの定位置を決めてそこに置く
  • 捨てるものの基準を決める

どれも簡単にできることばかりですので、ぜひ試してみてください。各方法の具体的な進め方をご紹介します。

小さな目標を立てて必ず守る

軽度のゴミ屋敷であっても、全てを一気に片付けるのはおすすめできません。片付け始めると、思わぬところで大量のゴミを見つけ、やる気が削がれる可能性もあるためです。

毎日片付けるには、小さな目標を立てて続けることが大切です。「今日はこの引き出しを整理する」「今日は5分だけしっかり掃除する」など、どんな内容でも良いので具体的に片付ける場所や時間を決めると続けやすくなります。その代わり、必ず毎日続けることが、ゴミ屋敷から脱却する第一歩です。

物の定位置を決めてそこに置く

物の定位置が決まっていないと、使った後すぐに片付ける習慣がつきづらく、部屋に物が散らかる原因となってしまいます。物が散らからないようにするには、物を床に置くのはやめ、全てのものに定位置を決め、使ったらそこへ片付けるよう心がけましょう。

ただし、収納場所や箱を増やすだけでは、余計散らかってしまうケースもあるため、物の量は適切か・物を使う場所と置き場所の動線が合っているかなどを判断することも必要です。自分の生活スタイルと照らし合わせながら、収納場所や方法を見直していきましょう。

捨てるものの基準を決める

物が捨てられない人は、いつ買ったのか覚えていないことも多いものです。「1年(3か月・半年)以上使っていなかったら捨てる」など、捨てる基準を自分で設けるのがおすすめです。物が減ると整理がしやすくなるうえ収納スペースも確保でき、ゴミ屋敷化を防げます。それでも捨てられない場合は、買い直しができるものから捨てていくと、後から必要になっても買い直せるのでスムーズに捨てられます。

基準を決めるのに加え、物をひとつ買ったらひとつ捨てるよう心掛けると、全体の物の数は変わらないため、部屋が散らかりにくくなります。

こんなときには軽度なゴミ屋敷でも業者に相談を

ゴミ屋敷の片付けを業者に頼もうか迷っているが、軽度な状態であれば自分でも片付けられるのではないかと考える人も多いでしょう。業者に頼むか自分で片付けるか迷う場合、以下のポイントで判断してみましょう。

  • すでに悪臭や害虫が発生している
  • 不用品が多すぎて処分が厄介なとき
  • 片付けがうまくいかずにストレスを感じるとき

それぞれのポイントについて詳しくご紹介します。

すでに悪臭や害虫が発生している

悪臭や害虫が発生している場合は、ゴミを処分するだけでは問題が解決できず、業者による消毒・清掃が必要な場合があります。特に、床下や配管の汚れを原因とする悪臭や害虫は、素人では対処できないため、業者の作業が必須です。消毒が不十分であると、悪臭や害虫を完全に除去できず、問題を根本的に解決できません。

プロが専用の薬剤を使ってハウスクリーニングをすることで、悪臭や害虫を根本から除去し、清潔な環境が戻ってきます。

不用品が多すぎて処分が厄介なとき

不用品が多いと、どこから手をつけようか・分別や処分はどうしたらよいのかなど、悩みが増えるものです。特に、大型家具や家電は粗大ごみの収集料金がかかったり日程が決められたりしており、処分にも手間とお金がかかります。

不用品回収サービスを行っている業者であれば、ゴミの処分はもちろんのこと、不用品の回収や買い取りをしてくれる場合もあります。買取金額を清掃費に充当できると、清掃費を安く抑えられる可能性があるのです。

片付けがうまくいかずにストレスを感じるとき

慣れない片付けがうまくいかないと、ストレスを感じる人も多くいます。以下の悩みがある場合は、業者に相談した方がスムーズに片付けられるでしょう。

  • 仕事が忙しく掃除をする時間がない
  • ストレスを抱えていて掃除をする気力が起こらない
  • 何度掃除をしても片付かずきれいにならない

業者に依頼すれば、作業員が経験をもとにスピーディーかつ効率よく片付けを進め、短時間で家がきれいになります。

遺品整理の相談所では、当社がおすすめする優良な業者が加盟しており、予算にあった業者をご提案します。お困りの際は、ぜひお問い合わせください。

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まとめ:軽度なゴミ屋敷の片付けに困ったら業者に相談するのも手

まとめ:軽度なゴミ屋敷の片付けに困ったら業者に相談するのも手

軽度なゴミ屋敷であっても、適切な対策を取らないと状態が悪化してしまうケースも多く、さらに片付けが難しくなることがあります。ゴミ屋敷をきれいにしたい・リバウンドをしない方法を知りたいなど、軽度なゴミ屋敷の片付けにお困りの方は、業者に相談してみるのも方法のひとつではないでしょうか。

「ゴミ屋敷の片付けを行う時間や体力がない方」や「家財ごとに異なる処分のルールが分からない方」は、専門の整理業者に依頼することをおすすめします。業者に依頼することで、不要な物を手早く適切に撤去することができ、家財整理にかかる負担を軽減できます。

ただし、整理業者の料金やサービス内容は、業者ごとに違うため、複数の業者から相見積もりを取り、料金や作業内容、信頼性などを比較検討することが大切です。

まずは、信頼できる整理業者に見積もりを依頼してみてください。適切な業者選びと準備で、無理のない費用でゴミ屋敷を片づけましょう。

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著者情報

坂本貴志

坂本 貴志

遺品整理の相談所 代表

遺品整理の相談所の代表を務め、廃棄物業界に15年従事しており、遺品整理、生前整理、ゴミ屋敷片付けなどの各種サービスのエキスパート。姉妹サイトでは、一般廃棄物収集運搬業の許可業者のみを紹介する不用品回収のマッチングサイト「不用品回収相談所」を全国展開し、 業界の健全化をビジョンに掲げて事業を運営している。豊富な経験により、個人でも一般廃棄物実務管理者、遺品整理士などの専門資格も取得しており、業界団体の講師や廃棄物業者へのコンサルティングなども務めている。

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