ゴミ屋敷という言葉は聞いたことがあっても、物屋敷は聞きなれないという人も多いのではないでしょうか?実は、ゴミ屋敷とまではいかなくても、部屋が物屋敷状態になっているケースは少なくありません。物屋敷状態を放置すると見た目が汚いだけでなく、心身の不調につながるおそれもあります。
この記事では、物屋敷の定義とゴミ屋敷との違いを解説した上で、物屋敷になりやすい人の特徴や放置することで懸念されるリスクを紹介していきます。また、物屋敷で困っている人向けのお役立ち情報にも触れていきますので、部屋の中が散らかっているという人はぜひ参考にしてください。
この記事を読んで分かること
- 物屋敷の定義とゴミ屋敷との違い
- 物屋敷になりやすい人の特徴
- 物屋敷を放置することで起こりうるリスク
- 物屋敷を解消する方法や自分で対処する際のポイント
- 物屋敷で困っている場合に片付け業者へ依頼すべき理由
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物屋敷とは?ゴミ屋敷との違いも解説
物屋敷とは、部屋や家の中に物が多い状態を指します。例えば、衣類や生活用品のほか、趣味で集めているグッズやぬいぐるみなどがあふれているケースが多いです。
物屋敷は単に物が多い空間である一方、ゴミ屋敷はそれにプラスして本来であればすぐに捨てるべきゴミまで溜め込んでいる状態です。物屋敷には、お弁当やお惣菜の空き容器のほか、使い終わったティッシュなどの不用品といったゴミが散乱しています。
したがって、物屋敷よりもゴミ屋敷のほうがより深刻な状態といえますが、物屋敷も好ましい状態ではない点は覚えておきましょう。
物屋敷にしてしまう人の特徴
物屋敷は、掃除や片付けが苦手な人だけが陥る状態ではありません。物屋敷になってしまう背景には、忙しさや一時的な不調をはじめとした様々な要因が潜んでいます。例えば、下記の特徴に該当する人は、自宅や自室を物屋敷にしてしまいやすいとされています。
それでは、物屋敷にしてしまいやすい人の特徴を詳しく見ていきます。
心や身体に不調を抱えている
普段は整理整頓をきちんとできているという人であっても、何らかの原因で心や身体に一時的な不調が起きて行動できないケースは珍しくありません。心身に不調がある場合、物理的に身体を動かせなかったり、気力が出なかったりして、思うように片付けできない状態に陥りやすいものです。
また、一時的な不調に限らず、うつ病や統合失調症といったメンタル面の病気を患っている場合も、整理整頓が思うようにできずに物をたくさん溜め込んでしまいがちです。
不要な物を「捨てる」決断ができない
物屋敷になりやすい場合、本人の性格が原因となっているケースも多いです。例えば、その場ですぐに決断できない優柔不断な人や、物をとても大切にする人が挙げられます。
優柔不断な人はその場ですぐに「捨てる」という決断ができなくて後回しになった結果、物がどんどん溜まっていきます。また、物を大切にする人は「いずれ使うんじゃないか」「もったいなくて捨てられない」と思って物を溜め込んでしまうのです。
年齢層が高いシニア世代
一概に言い切れることではありませんが、年齢層が高いシニア世代は物屋敷になりやすい傾向があるとされています。シニア世代の中には、自身の幼少期や青年期は「最低限の物で生活する」ことが当たり前だったケースが多いです。こうした人には物を大切にする習慣が定着していて、捨てるのがもったいないと感じて物を捨てられない状態に陥っているのです。
このような考えも確かに素敵ですが、物が飽和している現代では、やはり不要な物は潔く捨てることも大切です。不要となったら、今までありがとうという気持ちを込めて処分するようにしましょう。
忙しくて片付けの時間を取れない
物屋敷は、性格や持病に関わらず誰でも陥る可能性があるといわれています。それは、仕事や家事、育児が忙しくて片付けの時間を取れないときも、物屋敷状態になりやすいからです。
忙しい中では十分な時間を確保できず、整理整頓や片付けがままならないことも多いでしょう。家や部屋の中をキレイにしたいと思っていても、忙しくて時間どころか気力もなくてどんどん物屋敷が進行してしまう人もいるかもしれません。
こんなときには、片付けや整理整頓のプロである代行業者を利用するのもおすすめです。
収集グセがある人や買い物好きな人
趣味でキャラクターやアイドルのグッズを大量に集めている人や、収集グセがあるコレクターも物屋敷になりがちです。また、買い物が好きで頻繁にショッピングする人も注意が必要です。
こうした人たちは、家や部屋の中に物が溜まりやすいとされています。しっかり整理整頓できていれば問題ないのですが、そうでなければあっという間に物屋敷化してしまうでしょう。
物屋敷を放置するリスク
物屋敷はゴミ屋敷と比較すると深刻ではないと説明しましたが、それでも放置してしまうと複数のリスクが懸念されます。物屋敷を放置するリスクとしては、下記が挙げられます。
ここでは、物屋敷を放置すると起こり得るリスクを解説していきます。
火災の被害が大きくなるおそれがある
物屋敷を放置すると、自宅で火災が起こったときに火災の被害が大きくなるおそれがあります。物が多い状態では火が燃え移りやすく、想定より燃え広がってしまうかもしれません。また、火災の被害が大きくなる以前に、物から不審火が発生する可能性もあります。
さらに、地震が起こったときに物が崩れてきた結果、自分や家族が下敷きになってしまうリスクもあります。このように、物屋敷を放置すると安全性で大きな問題があるのです。
アレルギーなどの健康被害につながる
物屋敷を放置すると、安全面だけでなく健康面でもリスクが懸念されます。物が多い空間では、繊維のクズやダニの死骸・フンといったハウスダスト、ホコリが発生しやすく溜まりやすいものです。
その結果、不衛生な環境となり、免疫力が低下して感染症にかかりやすくなるかもしれません。さらに、ハウスダストによってアレルギー性鼻炎や皮膚炎などのアレルギー症状を引き起こすおそれもあります。
無駄な買い物が増えてしまう
物屋敷を放置すると無駄な買い物が増えやすいため、金銭的に負担がかかるリスクがあります。なぜなら、物屋敷状態ではどこに何があるかが分かりにくくなっているため、すでに購入済みの物を再度購入してしまいやすいからです。
無駄な買い物が増えてしまうと、本来要らないはずの出費が増えてしまい家計を圧迫するだけでなく、物が余計に増えて物屋敷状態がさらに深刻になってしまいます。
作業効率が低下しやすくなる
物屋敷を放置すると作業効率が低下しやすくなるといわれていますので、在宅ワークをしている人や集中力が必要な作業を自宅でしている人は注意しましょう。
一般的に、物が多すぎる空間では集中力が低下して作業効率が悪くなるおそれがあるとされています。また、いざ物が必要となっても探す時間がかかるので、余計に作業効率が低下するものです。
物屋敷を解消する2つの方法
物屋敷を放置すると多くのリスクがあると分かり、物屋敷状態を脱却したいと思っている人もいることでしょう。物屋敷を解消する方法は、大きく分けて下記の2つです。
- 片付けのプロに依頼する
- 自力で整理整頓して片付ける
それでは、物屋敷を解消する2つの方法とそれぞれのポイントを紹介していきます。
1.片付けのプロに依頼する
片付けのプロである片付け業者へ依頼するのが、最もおすすめな方法です。メリットとしては、片付けにかかる時間と手間を省けて、確実に物屋敷状態を解消できることが挙げられます。
ただし、片付け業者の中には悪質な業者も存在しますので、下記のポイントに注意して業者を選ぶのが良いでしょう。
- 料金体系が明確に示されている
- 料金見積もりを無料で依頼できる
- 見積料金を細かく説明してくれる
- 片付けの実績が豊富にある
- HPに企業情報がきちんと載っている
「こんな高くなるはずじゃなかった!」と後悔しないために、料金体系が明確だったり、見積料金について丁寧に説明したりといった業者を選びましょう。また、実績が豊富な業者や、ホームページに企業の情報がきちんと記載されている業者であれば、安心して依頼しやすいものです。
2.自力で整理整頓して片付ける
片付けのプロに依頼しない場合、自力で整理整頓して片付けることになります。この場合、片付けサービスの利用料金はかかりませんが、いくつかのデメリットがある点には注意しましょう。
- まとまった時間を確保しないといけない
- 物を捨てるのに体力的な負担がかかる
- 捨てることに精神的なストレスを感じる
- 気力がなくなって物屋敷を解消できない場合も
やはり、今物屋敷状態になっている人には何らかの原因があるものです。もちろん、その原因が解消できていれば、自力で物屋敷を解消できる可能性もあります。しかし、そうでない場合には自力で整理整頓を成功させるのは難しいと考えられます。
自分だけで物屋敷を解消しようとすると、精神的にも体力的にも負担がかかりますし、時間や手間もかかってしまいます。確実に物屋敷状態を脱却したいなら、片付けのプロに見積もり作成を依頼してみてはいかがでしょうか?
自分で物屋敷へ対処するポイント
自分で物屋敷へ対処する場合、下記のポイントを実践してみましょう。
ここでは、自分で物屋敷へ対処するポイントを紹介していきます。
整理整頓の基準を決める
物屋敷の原因には、優柔不断な性格や物を大切にしすぎる性格が挙げられます。このような場合、整理整頓の基準を決めてその通りに進めることで、スムーズに片付けが進行する可能性が高いです。
整理整頓の基準は人それぞれですが、迷った際には下記の例を参考にしてください。
取るべき行動 | 判断基準 | 価格 |
---|---|---|
今すぐ処分する | ほかの物と用途が重複する | 半年以内に使用していない |
今後使うので残しておく | 1ヶ月以内に使用した | 同じ用途の物がほかにない |
使うか未定だが残しておく | 思い出や記念の品物 | 数か月使用していない |
この基準通りに整理整頓していても、判断に迷うこともあるかもしれませんが、それでも基準を決めないときよりは効率的に片付けを進められるはずです。
足元の物からどんどん捨てていく
整理整頓の基本は、小さな物から大きな物へ進めていくことです。小さな物なら処分にも時間や手間がかかりにくく、スムーズに処分しやすいものです。足元にある小さな物からどんどん捨てていけば足の踏み場も広がっていきますし、効率的に整理整頓を進められるでしょう。
無理ないスケジュールで進める
自力で整理整頓する際には、自分自身でスケジュールを決めて片付けを進めることになります。この際、無理ないスケジュールで進めることが大切です。時間的にも体力的にも無理なスケジュールで進めてしまうと、ストレスが溜まったり気力がなくなったりして、途中で投げ出してしまうおそれがあります。
捨てる以外の処分方法を知る
捨てるという行動に罪悪感やストレスを感じてしまい、不要だと分かっていても物を捨てられない人もいるでしょう。こうした場合、フリマアプリや買取業者への売却・必要としている人への寄付といった「捨てる以外の処分方法」を知っておくことがポイントです。捨てる以外にも選択肢があることを知れば、処分する罪悪感やストレスも和らぐはずです。
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片付け業者へ依頼するメリット
ここまで自力で整理整頓するポイントを解説しましたが、それでもやっぱり「自分で片付けできるか不安」という人もいるかもしれません。片付け業者へ依頼すると下記のようなメリットがありますので、物屋敷を確実に解消したいならぜひ利用してみましょう。
- 時間と手間を大幅に節約できる
- 買取も同時にできるので効率的
- 「捨てる」ことへのストレスがない
最後に、片付け業者へ依頼するメリットを紹介していきます。
時間と手間を大幅に節約できる
自力で物屋敷へ対処する場合、物が多ければ多いほど時間も手間もかかってしまいます。仕事やプライベートが忙しいと思うように時間を確保できませんし、手間がかかることで心身の負担につながります。
一方、片付け業者へ依頼すれば心身の負担もなく、時間と手間を大幅に節約できるのがメリットです。
買取も同時にできるので効率的
片付け業者の中には、買取までワンストップで行っている業者も存在します。こうした業者であれば、捨てたくないけど処分したい物があった場合、気軽に買取を依頼できてスムーズです。
家や部屋の中がキレイになるだけでなく、買取によってお金が手に入る可能性があるのはうれしいですね。
「捨てる」ことへのストレスがない
捨てるという行動にストレスや罪悪感を感じてしまう人でも、片付け業者を利用すれば安心です。片付け業者が代わりに捨ててくれるので、自分自身で捨てる必要がありません。
本当は捨てたいのに捨てるのがつらくて物が溜まっている人は、迷わず片付け業者へ依頼しましょう。
まとめ:物屋敷の整理はプロに任せて問題解消しよう!
今回は、物屋敷を放置するメリットや物屋敷へ対処する方法についてお伝えしました。自力で物屋敷を整理する選択肢もありますが、時間も手間もかかってしまう上に、確実に物屋敷を解消できる保証はありません。
「片付けを行う時間や体力がない方」や「物を捨てるのがつらい方」は、専門の片付け業者に依頼することをおすすめします。業者に依頼することで、不要な物を確実かつ効率的に処分できますし、ストレスや罪悪感も感じる必要がありません。
ただし、片付け業者の料金やサービス内容はそれぞれ異なるため、複数の業者から相見積もりを取り、料金や作業内容、信頼性などを比較検討することが大切です。
まずは、信頼できる片付け業者に見積もりを依頼してみてください。適切な業者選びと準備で、無理のない費用で物屋敷を整理していきましょう。
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