引っ越し時に家電を処分するなら?おすすめの方法やポイントを解説

引っ越し時に家電を処分するなら?おすすめの方法やポイントを解説
著者 坂本 貴志

引っ越しは居住地が変わるだけでなく、ライフスタイルや家族構成が変わりやすいタイミングです。そのため、引っ越しと同時に家電の買い替えや処分を検討する人も多いもの。

この記事では引っ越しに伴う家電買い替えの実態を解説したうえで、具体的な処分方法やタイミングを紹介していきます。引っ越し時の家電処分を効率的に進めるポイントにも触れていますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

この記事を読んで分かること


  • 引っ越しに伴う家電買い替えの実態
  • 引っ越し時に家電を処分する方法
  • 引っ越しで家電を処分するべきタイミング
  • 引っ越し時に家電を処分するポイント

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引っ越しで家電を買い替える人は約半数!

株式会社エイチームライフデザインは、自社が運営する引っ越し見積もりの比較サイト「引越し侍」の利用者にアンケートを実施しました。このアンケート結果では、約半数もの人が「引っ越し時に家電・家具を買い替える」と回答しています。

また、その理由としては「生活必需品だから」「買い替え時期だったから」「部屋が広くなったから」「新生活で気分が買ったから」といった内容が挙げられました。そのほか、引っ越しに伴って同居人数が変わったことを家電・家具の買い替え理由として挙げる人もいるようです。

参考:withコロナでインテリアへの興味高まる?コロナ禍の引越しの家具家電事情を調査|引越し侍

照明・冷蔵庫・洗濯機を買い替える人が上位

約半数もの人が引っ越しで家電・家具を買い替えるとのことでしたが、具体的にどのような物を買い替えているのでしょうか。SUUMOが公表した調査結果によると、引っ越しで買い替えた家電・家具のランキングは下記の通りです。

順位 引っ越しで買い替えた家電・家具 割合
1位 照明 46.5%
2位 テーブル 32.8%
3位 冷蔵庫 31.3%
4位 収納家具 31.0%
5位 ソファ 29.5%
6位 洗濯機 28.5%
7位 ベッド 23.3%
8位 テレビ 19.0%
9位 電子レンジ 16.8%
10位 PC 5.3%

上記のランキングでは、家電としては照明・冷蔵庫・洗濯機を買い替える人が上位を占めることが分かります。照明は部屋数やレイアウトの変更で、冷蔵庫・洗濯機はライフスタイルや同居人数の変化で買い替えることも多い家電です。そのほか、やはり新生活へ向けて生活必需品の家電を一新したいという気持ちもあるのでしょう。

参考:引越しに合わせて買い替えた家具・家電ランキング|SUUMO

引っ越し時に家電を処分する8つの方法

それでは、引っ越し時に家電を処分する8つの方法を解説していきます。引っ越し時に家電を処分する8つの方法

家電の種類ごとの処分方法の違いにも触れていきますので、この章を読んで正しく処分するようにしましょう。

1.不用品回収業者に処分を依頼する

引っ越しまでに時間がない、仕事が忙しくて処分する暇がないという人は不用品回収業者を利用するのがおすすめです。不用品回収業者に不要な家電の処分を依頼するメリットは、下記の通りです。

不用品回収業者を利用するメリット

  • 家電だけでなく家具や雑貨の不用品もまとめて処分できる
  • 家電ごとの処分方法を調べたり処分したりする手間がなくなる
  • 家電の処分にかかる時間がなくなって引っ越し作業に集中できる
  • 物によっては買い取りもしてもらえて引っ越し費用に充てられる
  • 片付けも一括して行ってくれる業者ならさらに効率的に進められる

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2.引っ越し業者に処分まで依頼する

引っ越し業者の中には、家電4品目に該当する家電の処分をオプションで行っているケースもあります。家電4品目とは、法律でリサイクルが義務付けられている家電4種類のことです。

家電4品目

  • エアコン
  • テレビ(ブラウン管、液晶・プラズマ)
  • 冷蔵庫・冷凍庫
  • 洗濯機・衣類乾燥機

上記のいずれも、家庭用製品の場合が該当します。引っ越し業者に家電4品目の処分を依頼できれば、引っ越しと同時に行えて便利です。また、買い取りまで行っている引っ越し業者もあるため、引っ越し費用に充てられる点もメリットです。

3.家電量販店に持ち込むか引き取りを利用する

処分したい家電を購入した家電量販店、もしくは新しく買い替えた家電量販店で処分を依頼する方法もあります。この場合、自分で家電を運搬して店舗に持ち込むか、自宅まで引き取りに来てもらうかのいずれかとなります。

自分で持ち込む場合には引っ越しの直前でも問題ありませんが、引き取りの場合は繁忙期だと希望の日時に来てもらえないおそれがあります。なお、家電4品目の場合はリサイクル料を支払う必要があり、家電の大きさや種類に応じて2,000~4,000円程度がかかる点に注意しましょう。

4.リサイクルショップ・フリマサイトなどで売却する

処分対象の家電がまだまだ使える状態という場合、ただ捨ててしまうのはもったいないですよね。そんなときには、リサイクルショップやフリマサイトなどで売却するのがおすすめです。処分対象の家電を売却する先としては、下記が挙げられます。

売却先のおもな例

  • フリマサイト・フリマアプリ
  • オークションサイト
  • 業者の買い取りサービス
  • リサイクルショップ

フリマサイト・フリマアプリやオークションサイトでは買い手が見つかるまでは売却できず、引っ越しに間に合わないおそれがある点に注意が必要です。また、前述の通り不用品回収業者や引っ越し業者が行う買い取りサービスを利用すれば、大変効率的です。

5.知人や掲示板サイトを通じて無料で譲渡する

これまで大切に使ってきた家電を、誰か必要としている人に譲渡したいと考える人もいるでしょう。この場合、知人や友人に譲渡するほか、掲示板サイトを通じて譲渡先を探すのもおすすめです。

知人・掲示板サイトを通じて譲渡する場合、下記の注意点に気を付けましょう。

知人・掲示板サイトを通じて譲渡する場合の注意点

  • なるべく1ヵ月前~遅くとも1.2週間前までには連絡しておく
  • 譲渡する家電は清掃やメンテナンスをしてキレイにする
  • 掲示板サイトではドタキャンのリスクも考慮しておく

たとえ無料で譲渡するとしても、相手のことをきちんと考えて家電はキレイな状態にしておきましょう。

6.【小物家電限定】指定ゴミ袋に入れて処分する

小物家電限定となりますが、自治体指定のゴミ袋に入れて燃えないゴミとして処分する方法が挙げられます。小物家電の例としては、下記が挙げられます。

  • ヘアドライヤー
  • アイロン
  • シェーバー
  • デジカメ
  • タブレット端末
  • PC
  • 炊飯器
  • 電子レンジ
  • 掃除機

壊れて使えない、もしくは引っ越し先で使う予定がない小物家電は不燃ゴミの日に捨てましょう。なお、家電4品目はこの方法を取れないため注意が必要です。また、指定ゴミ袋に入らない場合は次に紹介する方法で処分可能です。

7.【家電4品目以外】自治体指定場所で回収してもらう

処分対象の家電が家電4品目に該当せず、指定ゴミ袋に入らない場合には自治体指定場所で粗大ゴミとして回収してもらう方法があります。自治体によって異なる場合もありますが、おもな流れは下記の通りです。

  1. Webサイト・メール・電話で自治体に回収事前申し込みを行う
  2. コンビニ・スーパーなどで粗大ゴミ回収券を購入する
  3. 粗大ゴミ回収券を処分対象の家電に貼り付ける
  4. 指定日に自治体指定の場所に出して回収してもらう

なお、自治体指定場所で回収してもらうほか、指定処理施設に自分で持ち込んで処分してもらうことも可能です。

8.【家電4品目限定】自治体の指定引取場所へ持ち込む

エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機といった家電4品目限定となりますが、各自治体が指定している引取場所に持ち込む手段もあります。この際の手順はおもに下記の通りです。

自治体の指定引取場所に持ち込む際の手順

  • 郵便局に備え付けの家電リサイクル券に必要事項を記入する
  • 郵便窓口で処分対象の家電に応じたリサイクル料金を振り込む
  • 処分対象の家電と家電リサイクル券を持参して指定引取場所に持ち込む

指定引取場所は自治体によって異なるため、居住地の自治体ホームページを確認するようにしましょう。なお、家電リサイクル券は添付場所が決められているため、各自治体ごとの指定引取場所もしくは家電リサイクル券センターに問い合わせてください。

引っ越しで家電を処分すべきタイミング3選

引っ越しに伴って家電を処分すべきかどうか悩んでいる人もいると思いますので、ここでは処分すべきタイミングの例を3つ紹介していきます。

引っ越しで家電を処分すべきタイミング3選

1.耐用年数を超えて長く使用している

耐用年数とは、故障や不具合なく家電を使用できる年数の目安です。主要な家電についての耐用年数の例は下記の通りです。

主要家電の耐用年数例

  • 掃除機:7年
  • 洗濯機:7~10年
  • テレビ:7~10年
  • 冷蔵庫:10~12年
  • エアコン:13~15年

メーカーや製造年、使用頻度などによっても異なりますが、およそ7年から10年が家電の買い替えタイミングと言えます。自宅にある家電を見直して、耐用年数を超えて長く使用している物がないかをチェックしてみましょう。

あまりにも長く使用しているとある日急に使えなくなり、生活に困ってしまうおそれもあります。安心して生活を送るためにも、引っ越しのタイミングで家電を新調するのが良いでしょう。

2.使用中に不具合が起こっている

家電を使用している最中に、下記のような不具合が見られたら買い替えすべきサインです。

主要家電の不具合例

  • 掃除機:異音がしたり吸引力が大幅に弱くなったりしている
  • 洗濯機:異音や水漏れが起こるほか、洗濯物がキレイにならなくなった
  • テレビ:画面に縦線・横線が入る、電源が入らないことがある、異臭がする
  • 冷蔵庫:異音や異常な熱、冷えムラがあり温度調整がうまく行われない
  • エアコン:水漏れや異音、フィルター掃除しても異臭がする

家電の種類によって不具合の内容は異なりますが、共通しているのは「いつもとは違う挙動や症状が見られる」ということです。また、エアコンでしっかり冷えない・温まらないなど家電の効果が薄まった場合も、買い替えすべきサインでしょう。

3.家族構成やライフスタイルが変化する

結婚・出産といった家族構成やライフスタイルの変化に伴い、引っ越しを行うケースは珍しくありません。そのほか、親世帯との同居開始やマイホームの購入といった例も挙げられます。

このような場合、これまでに使用していた家電だと機能やサイズが不足してしまう可能性が高いです。そのほか、新居のレイアウトやインテリアに合わせて、家電を新調したいという人もいるでしょう。

引っ越しとともに、今後の生活を見据えた家電に買い替えて、今使用している家電を処分するのも良いかもしれません。

引っ越し時に家電を処分する5つのポイント

引っ越し時に家電を処分しようと思っている人へ向けて、最後に5つのポイントを紹介していきます。引っ越しで家電を処分するポイントは下記の通りです。

  • 引っ越しまでのスケジュールをしっかり管理する
  • 安心して依頼できる不用品回収業者を選ぶ
  • 家電を掃除してなるべくキレイな状態にする
  • 引き取りがしやすいよう動線を確保する
  • 冷蔵庫・洗濯機は水抜き作業を行う

1.引っ越しまでのスケジュールをしっかり管理する

家電の数が大きくなるほど、種類が増えるほど処分にかかる手間や日数は増えがちです。引っ越しの直前に慌てて家電を処分しようとしても、引っ越し当日までに間に合わないというおそれもあります。

引っ越しまでのスケジュールをしっかりと考えたうえで、間に合うよう処分方法を検討しましょう。

  • 引っ越しに伴い処分する家電をリストアップする
  • 家電のサイズ・種類も踏まえて処分方法を決める
  • 手順やスケジュールを確認して引っ越しまでに処分する

まずは家の中を片付け・整理整頓して、引っ越しに伴って処分する家電をリストアップしましょう。その後、家電4品目や小物家電などサイズ・種類も踏まえて、処分方法を決めます。処分方法が決まったら詳細な手順やスケジュールを確認して、引っ越しまでに余裕を持って処分するようにしてください。

2.安心して依頼できる不用品回収業者を選ぶ

悪徳な不用品回収業者に依頼してしまうと、不法投棄などの法律違反に知らず知らずのうちに加担してしまっていたり、不当に高額な請求を受けたりといったおそれがあります。そのため、下記の特徴に当てはまる不用品回収業者を選ぶようにしてください。

信頼できる不用品回収業者の特徴

  • 料金体系を明確に打ち出している
  • 無料回収をむやみにアピールしていない
  • 一般廃棄物収集運搬業の免許を保有している
  • ホームページに詳細な情報が記載されている

料金体系を明確に提示していたり、ホームページに詳細な情報を記載していたりといった業者であれば不当に高い金額を請求されるリスクが低減できます。また、不法投棄に加担してしまう事態を避けるためには一般廃棄物収集運搬業の免許を保有している業者を選ぶことが重要です。

3.家電を掃除してなるべくキレイな状態にする

処分する前には家電の内部や外側を掃除して、なるべくキレイな状態にしておくのがおすすめです。相手へ気持ち良く譲渡できたり、買取時の査定金額がアップしたりといったメリットがあります。さらに、買い取り・譲渡の場合は説明書や付属部品もそろえておくのがおすすめです。

また、これまで使ってきた家電への感謝の気持ちも込められて、自分自身が気持ちよく処分できるでしょう。

4.引き取りがしやすいよう動線を確保する

業者が引き取りに来た際、なるべくスムーズに作業が進むよう動線を確保しておきましょう。玄関に近い場所まで家電を運んでおいたり、それが難しい場合でも搬出経路を片付けておいたりするのがおすすめです。

5.冷蔵庫・洗濯機は水抜き作業を行う

冷蔵庫や洗濯機を処分する前には、水抜き作業が必要です。水抜き作業を行わないと、運んでる際に床や周囲にある物が濡れてしまうおそれがあります。処分前には冷蔵庫の水抜き・霜取りを行うとともに、洗濯機の給水・排水ホースの水は抜いておきましょう。

処分前日までにやること

  • 冷蔵庫の電源をオフにして蒸発皿の水を抜く
  • 洗濯機も同様にして、ホース内の水を抜き取る

まとめ:引っ越しで家電を処分するなら、不用品回収業者へ相談を!

まとめ:引っ越しで家電を処分するなら、不用品回収業者へ相談を!今回は引っ越しに伴う家電買い替えの実態のほか、具体的な処分方法やタイミングを紹介してきました。引っ越しはライフスタイルや家族構成が変わりやすく、また気持ちを新たにしたいことから家電を買い替える人が多いタイミングです。

しかし、家電の種類ごとに処分方法や注意点が異なり、引っ越しまでに時間がなくて処分に手が回らないという人もいるでしょう。

「家電の処分に時間をかけられない人」や「楽に家電の処分を進めたい人」は、専門の不用品回収業者に依頼することをおすすめします。業者に依頼することで、確実かつ効率的に家電の処分を進められて負担もありません。

ただし、不用品回収業者の料金やサービス内容は業者ごとに違うため、複数の業者から相見積もりを取り、料金や作業内容、信頼性などを比較検討することが大切です。

まずは、信頼できる不用品回収業者に見積もりを依頼してみてください。適切な業者選びと準備で家電処分を着実に進めていきましょう。

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著者情報

坂本貴志

坂本 貴志

遺品整理の相談所 代表

遺品整理の相談所の代表を務め、廃棄物業界に15年従事しており、遺品整理、生前整理、ゴミ屋敷片付けなどの各種サービスのエキスパート。姉妹サイトでは、一般廃棄物収集運搬業の許可業者のみを紹介する不用品回収のマッチングサイト「不用品回収相談所」を全国展開し、 業界の健全化をビジョンに掲げて事業を運営している。豊富な経験により、個人でも一般廃棄物実務管理者、遺品整理士などの専門資格も取得しており、業界団体の講師や廃棄物業者へのコンサルティングなども務めている。

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