1. 実家片付け・遺品整理業者探しなら「遺品整理の相談所」
  2. 親が遺した古い写真の整理はどうしたら良い?思い出を大切にしながら整理する方法を紹介

親が遺した古い写真の整理はどうしたら良い?思い出を大切にしながら整理する方法を紹介

親が遺した古い写真の整理はどうしたら良い?思い出を大切にしながら整理する方法を紹介
著者 坂本 貴志

遺品の中でも、古い写真は小さい頃の自分に会えたり、家族との思い出が蘇ったりする大切な宝物です。ただ、大量の写真を適切な方法で保管せずそのままにしておくと、劣化が進んでしまいきれいに保管できません。

本記事では、思い出を大切にしながら写真を整理するためのコツや、どのような整理の方法があるのかをご紹介します。これから遺品の写真整理を始めようと考えている方や、写真の整理に困っている方は、参考にしてみてください。

この記事を読んで分かること


  • 古い写真をそのまま保管するリスク
  • 古い写真の整理が進まない理由
  • 古い写真を整理する判断ポイント
  • 古い写真を上手に整理する方法と流れ

また、今すぐ安全で信頼性の高い遺品整理の業者に依頼したい方は「遺品整理の相談所がおすすめです。

遺品整理の相談所は、お客様のニーズに最適な専門業者をご紹介するサービスです。

お見積もりは無料なので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

古い写真をそのまま保管するリスク

古い写真をそのまま保管しておくと、以下のようなリスクが想定されます。

古い写真をそのまま保管するリスク

それぞれのリスクについて、詳しくご紹介します。

写真の劣化が進んでしまう

以前は、写真と言うと紙に印刷して保管するスタイルが一般的でしたが、長期保存による紙の経年劣化は避けられません。紙に印刷した写真の種類と寿命の目安は以下の通りです。

  • 銀塩写真…およそ80年から100年
  • モノクロ写真…およそ50年
  • インクジェット印刷…およそ40年から50年

銀塩写真とは、専用の紙に光を当て、フィルムで撮影した画像やデジタルデータをプリントした写真です。1990年代後半の全盛期を迎えるまでは、銀塩写真が多く用いられていたため、遺品整理で目にするケースもあるでしょう。

どの種類の写真も、直射日光が当たる場所や高温多湿の場所で長期間保管していると、上記で紹介した寿命よりも短い期間で状態が悪くなり、写真が劣化しやすくなります。

保管スペースの確保が必要となる

親世代がを保管している写真は、フィルムを現像して紙に印刷したのち、アルバムに保存してあるものが多いのではないでしょうか。写真に思い出などが書き添えられ、厚みをおびたアルバムが何冊も実家に保管されている方もいるでしょう。

家の中に保管場所がないと、これらのアルバム全てを取っておくのは難しく、アルバム専用の保管スペースを確保しておく必要があります遺品整理の後、アルバムを実家から他の場所に移そうと思っても、保管スペースが確保できず困ってしまうケースも少なくありません。

紛失するリスクがある

紙の写真は、遺品整理の作業中や、火事・震災・水害などの災害発生時に、紛失するリスクがあります。一度紛失すると取り返しがつかず、後悔してもし切れないでしょう。

紙以外の保管方法でも紛失するリスクは0ではありませんが、古い写真は紙でしか残っていない場合も多いものです紛失以外に、破損や破れなどが起こっても、元通りに戻すのは難しく、精神面でのダメージが大きくなります。大切な思い出をしっかりと残すためには、写真の整理が欠かせません。

古い写真の整理がなかなか進まない理由とは

写真の整理が必要だと分かっていても、実際にスムーズに進めるのは難しいものです。進まない理由を理解しておくと、整理がしやすくなります。

古い写真の整理がなかなか進まない理由とは

写真整理の判断基準が分からない

写真整理には明確な基準がないうえ、衣類や家具などのように直接活用する方法もないため、残す・処分するの判断をどこで決めたら良いのか迷ってしまう方も多いものです。似たような写真が大量に残っていたり、アルバムが古かったりすると、さらに整理に時間がかかってしまいます。

残す必要がなく、処分しても問題ない写真には、以下のものがあります。

  • 劣化が激しい
  • 画像が不鮮明である
  • 誰が写っているのか分からない

迷った場合は、無理に捨てようとせず段階的に整理していきましょう。気持ちが落ち着いたタイミングで整理すると、異なる目線で整理を進められる可能性が高まります。

家族間で写真に対する温度差や価値観が異なる

故人に対する思い入れは、写真に対する価値観や温度差にもつながり、故人に近しい方ほど写真の価値が高いと感じる傾向が見られます。一方、故人とのつながりや思い出が少ないと、写真を見ても感情が高まることが少なく、写真整理の重要性も感じないかも知れません。

残す・処分するの判断は、家族・親族全員での話し合いが必要です。写真を整理した後に取り戻したいと思っても、処分してしまってからでは取り返しがつきません。できるだけ全員が納得する結論を出し、写真の整理を進めることが大切です。

写真を処分する前には、必ず家族や親族の承諾を得る必要があり、万が一話をせずに処分してしまうとトラブルに発展する可能性もあります。ある人にとっては思い入れのない写真でも、別の人にとって大切な写真であったり、個人が大切にしていた写真であったりするかもしれないためです。

時間的な余裕がない

古い写真の整理は、仕事・家事・育児などの日常生活と並行しながら進めなくてはいけません。忙しい毎日の中で写真整理をしようとしても、時間的に余裕がないと感じる方も多いでしょう。特に、遠方に住んでいる場合は足を運ぶのも難しく写真整理がなかなか進まずもどかしいと感じる方もいるかもしれません。

また、懐かしい写真を目にすると、つい手が止まってしまい進まなくなるときもあるでしょう。この場合、余裕を持ったスケジュールを組んでいても、気づかないうちに時間が過ぎてしまうものです。

写真を見ることで喪失感が生まれる

写真を見ると故人との思い出が蘇り、故人が亡くなった現実を改めて目の当たりにします。大切な人が亡くなったことによる精神的負担が大きく写真の整理をスムーズに進めるのは難しくなります。

写真の整理は、単に写真を整理するだけの作業ではなく、故人との思い出と向き合いながら前を向いて進むための大切なプロセスです。さまざまな感情が入り混じることで、大きな悲しみや喪失感を覚えるでしょう。このプロセスを乗り越えると、故人との思い出を大切にしながら一歩前へ進めるのです。

古い写真を整理するまとまった時間が取りづらい・写真を見ながら整理するのが辛いなどと感じる場合は、第三者である遺品整理業者に依頼するのもひとつの方法です。遺品整理の相談所では、当社がおすすめする優良な業者が加盟しており、予算にあった業者をご提案します。お困りの際は、ぜひお問い合わせください。

遺品整理、生前整理、空き家整理、
ゴミ屋敷の片付け、特殊清掃なら

遺品整理の相談所


業者選びにお困りの方には、あなたの気持ちに寄り添った
スタッフが無料で相談・サポートいたします

古い写真を整理する判断ポイント

古い写真を残すべきか処分すべきかの判断ポイントは人によって異なりますが、以下のポイントを参考にすると整理しやすくなります。

古い写真を整理する判断ポイント

それぞれの判断ポイントについてご紹介しますので、整理をする際に覚えておくと良いでしょう。

家族にとって重要なイベントの写真であるか

写真には、家族的な価値だけでなく歴史的な価値を持ったものもあります。家族全員が揃って撮影した写真や、祖父母と孫が一緒に写っている写真は、家族のルーツやの親族の関係性などが分かり、次の世代へ家族の歴史を伝える重要な役割を果たします。

また、人生の区切りとも言える誕生日会・卒業式・入学式・結婚式などの写真は、家族の歴史を残す重要な価値があり、残しておくべき価値が高いと言えます。家族の思い出を振り返るのにも役立ち、故人が生きた証として引き継がれていくでしょう

故人の人となりが反映されているか

生前の故人が偲ばれる写真は、ぜひとも残しておきたいものです。故人と友人・故人とペットなどが一緒に写っていたり、故人が楽しんでいた趣味が伺えたりする写真は、故人との思い出を振り返るきっかけとなります。家族や親族にとっても特別な意味を持つ写真であり、残すべき価値が高い遺品です。

故人がその写真を飾っていたり大切にしたりしていたのであれば、写真の価値はさらに高まります。遺族が故人とのつながりを強く感じることで、精神的なつながりや支えになることも多いのです。

故人自身がアルバムを作成しているか

故人が作成したアルバムであれば、故人が大切にしていた写真が一目で分かり、整理する手間も軽減できます。遺品整理では、故人の意思の尊重が重要となるため、故人が作成したアルバムはそのひとつと言えます。

アルバムをそのまま形見として、家族や近しい親族に渡すと喜ばれるかもしれません。故人がエンディングノートを作成していたのであれば、アルバムや写真の整理について記述している場合もあるため、エンディングノートの有無と合わせて確認してみましょう。

似たような写真が複数枚あるか

現在のようなデジタルカメラではなく、フィルムを使って現像するタイプの写真は、写り具合がすぐに確認できません。同じような写真が何枚も残っているケースがある場合、最も状態が良い1枚を選び、他は処分するのがおすすめです。

似たような写真から1枚を選ぶ主なポイントは、以下の通りです。

  • ピントが合っている
  • 人物が鮮明に写っている
  • 構図のバランスが良い
  • 故人の表情が自然に映っている

選ぶ際には、故人と繋がりが深いと思われる写真を優先しましょう。具体的には、故人と親しかった人物が写っていたり、思い出深い場所で撮影した写真などが挙げられます。

古い写真を上手に整理する2つの方法とは

古い写真を整理するには、写真そのものの数を減らすのに加え、収納スペースをコンパクトにする方法を考えることも大切です。以下の2つの方法から、整理しやすいと思う方法を選択しましょう。

  • 新しいアルバムに移す
  • データ化して保存する

新しいアルバムに移す

大切な写真だけを残して、薄くて軽いアルバムに移し替えると、リビングや本棚においていつでも思い出を振り返ることができます。収納スペースも大幅に削減でき、アルバムをコンパクトにできます。

写真を選ぶ手間と時間はかかるものの、写真を手元に置いておきたい方におすすめです。ただ、写真が古かったり、湿気や紫外線などで劣化したりしていると、アルバムを移そうとして破れてしまう場合もあります。このときは、データ化するときれいに保存できます。

データ化して保存する

写真をスキャンしたのち、データ化して整理・保存すると、場所を取らずに保管でき色褪せもしません。写真をスキャンする手間が必要であったり、業者や店舗にデータ化を依頼するとお金がかかったりするデメリットもありますが、大切な写真をきれいな状態で長期間残せるメリットは大きいものです。

データ化により、離れて暮らす家族や友人とも気軽に写真を共有でき、故人の思い出話に花を咲かせることもできます。

古い写真を上手に整理する流れ

古い写真を上手に整理するには、以下の流れがおすすめです。

  1. 整理したい写真をまとめる
  2. 残したい写真を選ぶ
  3. アルバムとデータどちらで残すかを決める

全体の流れについて解説しますので、写真整理の参考にしてください。

1.整理したい写真をまとめる

最初に、整理したい写真を全て出し、数や内容を把握しましょう。プリントした写真(アルバム・バラ両方)・ネガフィルム・デジタルデータなどを全てチェックする必要があります。

効率的な写真整理には、情報の一元化が欠かせず、整理を始めてから写真を探すだけで時間がかかってしまいます。まとめて作業するために、最初に写真を全て出しておきましょう。

2.残したい写真を選ぶ

整理する写真を全てまとめたら、撮影日やイベントごとに分類し、残したい写真を選んでいきます。できるだけ家族・親族・友人などと一緒に写真を選び、優先順位をつけて分別していくとスムーズに進められます。

写真の数が多いと、分別に時間がかかるため、余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。また、写真を整理する場所の環境にも配慮し、高温多湿や紫外線が当たりやすい場所などは避けましょう。

3.アルバムとデータどちらで残すかを決める

残す写真が決まったら、アルバムとデータどちらで残すかを決めます。大切な写真は、アルバムとデータ両方で保存しておくと安心です。アルバムの主な種類には以下の3つがあり、写真の枚数やアルバムの特徴に合わせて選べます。

  • ポケットホルダータイプ
  • フリー台紙タイプ
  • スクラップブックタイプ

手軽に整理したい場合はポケットホルダータイプ・写真の劣化を抑えたいのであればフリー台紙タイプ・自分好みに写真を飾りたい場合はスクラップブックタイプが良いでしょう。

データで残す場合は、以下の方法があります。

  • 自宅でフォトスキャナーを使う
  • スマホアプリを使う
  • コンビニのマルチコピー機を使う
  • 店舗に依頼する

保存したい写真の数によって、どの方法でデータ化するかを決めると良いでしょう。枚数が多い場合は、コンビニのマルチコピー機もしくは店舗への依頼がスムーズです。

まとめ:古い写真の整理方法に迷ったら遺品整理の業者へ相談してみよう

まとめ:古い写真の整理方法に迷ったら遺品整理の業者へ相談してみよう

遺品整理として古い写真を整理するには、時間と手間がかかるうえ決まったやり方がなく、どこから始めたら良いのか悩んでいる方も多いものです。遺品整理の専門業者は、古い写真の整理経験も多く、適切なアドバイスをもらえるため、相談してみるとスムーズに整理が進められることもあります。

「写真整理を行う時間や体力がない方」や「思い出が詰まった写真を整理するのが辛い方」は、専門の遺品整理業者に依頼することをおすすめします。業者に依頼することで、不要な物を手早く適切に撤去することができ、家財整理にかかる負担を軽減できます。

ただし、遺品整理業者の料金やサービス内容は、業者ごとに違うため、複数の業者から相見積もりを取り、料金や作業内容、信頼性などを比較検討することが大切です。

まずは、信頼できる遺品整理業者に見積もりを依頼してみてください。適切な業者選びと準備で、無理のない費用で満足のいく遺品整理を実現しましょう。

遺品整理の相談所では、優良な業者が加盟し、業界トップクラスの安価な料金でサービスを提供しています。お困りの際は、ぜひお問い合わせください。

遺品整理、生前整理、空き家整理、
ゴミ屋敷の片付け、特殊清掃なら

遺品整理の相談所


業者選びにお困りの方には、あなたの気持ちに寄り添った
スタッフが無料で相談・サポートいたします

著者情報

坂本貴志

坂本 貴志

遺品整理の相談所 代表

遺品整理の相談所の代表を務め、廃棄物業界に15年従事しており、遺品整理、生前整理、ゴミ屋敷片付けなどの各種サービスのエキスパート。姉妹サイトでは、一般廃棄物収集運搬業の許可業者のみを紹介する不用品回収のマッチングサイト「不用品回収相談所」を全国展開し、 業界の健全化をビジョンに掲げて事業を運営している。豊富な経験により、個人でも一般廃棄物実務管理者、遺品整理士などの専門資格も取得しており、業界団体の講師や廃棄物業者へのコンサルティングなども務めている。

記事一覧へ

お見積もり・業者選びの
ご相談無料受付中!

まずはお気軽に
お問い合わせください

はじめての遺品整理でも安心した優良業者がきっと見つかる!
遺品整理、生前整理、空き家整理、ゴミ屋敷の片付け、特殊清掃ならまるっとお任せください。

お客様の画像
専任スタッフの画像

専任スタッフが、
あなたの状況に合う
オススメ業者(最大3社)を
ご紹介します!
無料の相見積り・業者選びの
無料相談
なら
”遺品整理の相談所”

はじめての遺品整理でも安心した優良業者がきっと見つかる!
遺品整理、生前整理、空き家整理、ゴミ屋敷の片付け、特殊清掃ならまるっとお任せください。