「仏壇じまいを考えているけれど、費用はどのくらいかかる?」
「仏壇じまいはどこに頼めばいい?」
「仏壇じまいを安くする方法はある?」
そんなお悩みはありませんか?
仏壇じまいはお寺に供養してもらうだけでなく、仏具店や専門業者に依頼したり、遺品整理業者を通して供養する方法があります。費用の安さを重視するなら、不用品回収業者に依頼したり、ゴミに出すことも可能です。
状態がいいものや高級素材を使っているものなら、中古品として仏具店やネットのフリマアプリで売ることもできます。
本記事では、仏壇じまいの方法や依頼先別の費用について解説しています。仏壇じまいの役に立つ情報をまとめているので、ぜひご覧ください。
この記事を読んで分かること
- 仏壇じまいの手順
- 仏壇じまいの依頼先別の費用
- 仏壇じまいの注意点
- 遺品整理業者に仏壇じまいを頼む際の業者選びのコツ
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仏壇じまいの費用の内訳
仏壇じまいの費用は大まかに分けて上記の3つに分けられます。
ここでは、仏壇じまいにどんな手順と費用があるのかを見ていきましょう。
閉眼法要(魂・お性根抜き供養)に必要な費用
仏壇じまいを行う際、最初に閉眼法要(魂・お性根抜き供養)をします。仏壇や位牌に宿る魂を抜くための儀式で、仏壇と同じ宗派のお坊さんによって行います。
その費用は宗派などで異なりますが、1万円から5万円が相場です。仏壇のあるお宅に足を運んでもらうためのお車代として、別途5,000円程度払うこともよくあります。
なお、閉眼法要は故人への敬意や遺族の心の整理に関わる儀式であり、閉眼法要を省略したからといって法律で罰せられることはありません。
しかし、仏壇や遺影をそのまま処分することに抵抗がある人が多いですし、閉眼法要によって故人への思いが一区切りすることもあります。
精神的な負担を減らすためには、基本的に閉眼法要を行うことをおすすめします。
位牌・仏具を処分する費用
仏壇じまいをする時には、位牌や仏具も供養する必要があります。
この費用が閉眼法要の費用に含まれているのか、別途発生するのかは依頼したお寺によって異なるので、事前に確認しておきましょう。追加料金がある場合、1万円程度が相場になります。
もしお寺以外の仏壇じまいが可能な業者に頼むのであれば、位牌・仏具1点ごとに1,000円から5,000円で供養してくれる業者が多いです。
仏壇本体を処分する費用
仏壇と位牌・仏具の供養が終わった後は、仏壇本体を処分していきます。
閉眼法要を依頼したお寺に手配してもらい、仏壇の処理業者に回収してもらうのがスムーズです。仏壇の処分費用は閉眼法要の費用に含まれている場合や、仏壇の大きさや持ち出す際の条件で異なる場合があるので、法要を頼んだ段階で確認しておきましょう。
精神的に抵抗がなければ、解体して粗大ごみに出す方法もあります。粗大ごみの費用は自治体によって異なりますが、2,000円程度だと思っていいでしょう。
この時注意したいのは、自治体によっては仏壇を粗大ごみで回収していないこともあります。供養が済んでいることを条件にする自治体も多いです。
粗大ごみで出すことができずとも、不用品回収業者に処分してもらうこともできます。大きさによりますが、5,000円程度で回収してもらえます。自分で運搬したり、近隣の目を気にすることなく仏壇を処分できるのがメリットです。
仏壇じまいの方法と費用の目安
仏壇じまいの方法は、大きく分けて上記の6通りあります。
ここでは、仏壇じまいの方法と費用の目安を見ていきましょう。
菩提寺やお寺に相談する
仏壇を供養してから処分したいなら、菩提寺に相談するのがスムーズです。菩提寺が遠方なら、同じ宗派の近隣のお寺でも問題はありません。
閉眼供養をしてから仏具店や回収業者に処分してもらう形になるので、仏壇の処分以外にもお寺へのお布施が必要です。合計で1万円から5万円程度が相場になります。
他の方法と比べると高額ですが、法要に参加することで遺族の気持ちの整理をつけるのに役立つのがメリットです。
仏具店や専門業者に相談する
仏具店や仏壇回収の専門業者に依頼してもらえば、仏具・仏壇の下取りや処分ができます。
閉眼法要をしてから処分してくれる業者もあれば、1万円から3万円程度で仏壇の処分だけを行ってくれる業者もあります。費用や処分方法を問い合わせてから依頼しましょう。
閉眼法要を含める場合は、処分と含めて10万円程度必要があるなどお寺に依頼するより高額になることもあるので、仏具店経由で供養をしたいのであれば必ず料金を確認するのが大切です。
また、仏具店や回収業者に頼む大きなメリットは、自宅にいるまま回収してもらえること。
運搬サービスがあるお店なら、自分で運ぶことなく、重たい仏壇を処分することができます。
お寺に依頼するのと違い、料金体系が事前に分かりやすいのがメリットです。
遺品整理業者に相談する
遺品整理業者の中には、仏壇を処分するだけでなく、お坊さんを呼んで供養してくれる業者もあります。
仏壇の供養と回収を一手に引き受けてくれるので、遺品整理と一緒に一気に終わることがメリットです。自宅から持ち出す手間もありません。
仏壇や遺品の供養は、遺品整理とは別のオプションサービスとして2万円から5万円程度必要になることが多いです。仏壇の処分だけなら、もっと安い費用で頼めます。
漆でできた仏壇や、金や貴金属が使われた仏像・香炉・リン、金や銀でできた花立、箱や入れ物が残っている掛け軸などの仏具ならば買い取ってもらえることもあります。
お寺と提携している遺品整理業者ならば、仏具の買取や写真、人形のお焚き上げも一緒に対応してもらえますし、家の中の遺品を全て整理してくれるのがメリットです。
仏壇以外にも整理したい家財がある場合には、遺品整理業者がおすすめです。
なお、仏壇じまいの費用について、以下のようなお悩みを抱えている場合、ぜひ、遺品整理の相談所にご相談ください。
- どこから遺品整理を着手すればいいかわからない
- どんな作業が必要なのか分からない
- 予算はいくらくらいになるか知りたい
- まずは相談からしたい
遺品整理の相談所では、当社がおすすめする優良な業者が加盟しており、予算にあった業者をご提案します。お困りの際は、ぜひお問い合わせください。


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以下の記事では、遺品整理の基本から費用の相場を紹介しています。追加料金が発生するケース、さらには料金を抑えるコツまでを詳しく解説しているので参考にしてください。
不用品回収業者に依頼する
供養にこだわらないのであれば、不用品回収業者に仏壇をひきとってもらうこともできます。家まで引き取りにきてくれるので運搬方法で悩むことがありませんし、ゴミに出すのと違い自治体の規約と関係なく処分できます。
ただし、仏壇を引き取らない業者もあるので、事前の確認が必要です。
仏壇の大きさによりますが、5,000円前後の回収費用で引き取ってもらえます。
不用品回収業者に依頼する際、トラック積み放題プランなどで他の遺品や家財も一緒に回収してもらうと割安になることもメリットです。
粗大ごみに出す
供養にこだわらない上で、仏壇をゴミに出すことに対抗がないのであれば、自治体の粗大ごみにだすこともできます。仏壇の大きさによりますが、2,000円程度で処分できます。
自治体によっては仏壇を回収できない場合があるので、事前の確認が必要です。閉眼供養の後であることを条件にしている自治体も多いです。
中古品として売りに出す
仏壇の状態によっては、仏具店や仏具買取業者に買い取ってもらうこともできます。特に、漆などの高級な素材を使っている仏壇は買取の対象になりやすいです。
金や貴金属が使われた仏像・香炉・リン、金や銀でできた花立、箱や入れ物が残っている掛け軸などの仏具も高値がつきやすいです。
この時注意したいのは、仏具店での買取は閉眼供養が必要になること。1万円から5万円程度のお布施を支払って売りに出しても、仏壇の買取相場は1,000円から数千円なので、得をするわけではありません。
一方、インターネットのフリマアプリならば閉眼供養をしていない仏壇を売りに出すことが可能です。
しかし、「中古の仏壇を使うのは抵抗がある」「供養はしてほしい」などの理由で買い手がつかない可能性があります。自分で写真やPR文を作る必要もありますし、基本的に売主側が送料を負担するので、赤字の可能性が高いです。
仏壇じまいの注意点
仏壇じまいをする時は、費用以外にも下記の2点に気を付けましょう。
- 親族で話し合う
- 仏壇の引き出しや小物入れをチェックする
ここでは、仏壇じまいでトラブルになりやすいことや解決策を紹介しています。
親族で話し合う
遺品整理・生前整理は誰かが主体になってやることではありますが、一人だけの判断で行うと親族トラブルに発展しやすいです。
仏壇は遺品の中でも「祭祀財産」と呼ばれていて、相続権ではなく監修に従って仏壇を管理すべき人が管理すると決まっています。民法第897条において、仏壇を継ぐ人は祭祀承継者と呼ばれ、故人の遺言状で指定されることもあります。生前に「仏壇を管理してほしい」と言われることもよくあります。
仏壇をどう扱うかの決定権は祭祀承継者に権利がありますが、その人の判断だけで行うとトラブルになってしまうことがあります。
祭祀承継者が「人に譲ってもいい」と考えていても、中には「他の人に使って欲しくない。先祖代々のものだからお寺で供養して終わってほしい」という考えの人がいるかもしれません。
親族トラブルを防ぐことも祭祀承継者の務めになるので、処分方法を関係者全員に話し合ってから仏壇じまいをしましょう。
仏壇の引き出しや小物入れをチェックする
仏壇じまいを行う前は、引き出しの中身や小物入れをチェックしておくことが大切。供養してもらうにせよ、不用品として買い取ってもらうにせよ、基本的に引き出しの中身などは業者にはできません。
仏壇の引き出しには、通帳や現金などの貴重品をしまっている方が多いので、必ずチェックしましょう。仏壇に所縁のある故人との思い出の品や遺骨、家系図などが仕舞われているケースもあります、
遺影の後ろに写真があるケースなどもあるので、親族みんなで丁寧に確認するのがおすすめです。
仏壇じまいのための遺品整理業者の選び方
- 遺品の供養に対応しているかチェックする
- どんな資格・実績があるかチェックする
- 3~5社の見積もりを比較する
遺品整理業者による仏壇じまいをするなら、上記の3つのチェックポイントを意識して選ぶのがおすすめです。
ここでは、仏壇じまいや遺品の供養に強い遺品整理業者を選ぶ際のポイントについて解説していきます。
遺品の供養に対応しているかチェックする
遺品整理業者の中には、仏壇じまいや遺品の供養に対応できる業者がいます。信仰・宗派に合わせてお坊さんを手配し、閉眼法要(魂・お性根抜き供養)を代行してくれます。
お寺と提携している遺品整理業者は、人形や写真など、そのまま捨てるのは抵抗があるもののお焚き上げに対応できることも多いです。
お寺や仏具店、不用品回収業者と遺品整理業者の最大の違いは、仏壇の引き出しなどに貴重品がないか捜索してくれること。買取に抵抗がないなら、仏壇や仏具を買い取ってもらうこともできます。
仏壇じまいや遺品供養はオプションプランとして用意されていることが多いので、ホームページや問い合わせで確認してみましょう。
どんな資格・実績があるかチェックする
遺品整理業者を名乗るために必須の資格はありませんが、ゴミの処理に必要な資格はあります。
最低限、ゴミの回収に必要な一般廃棄物収集運搬許可証、トラックでの運搬に必要な一般貨物自動車運送事業許可を得た業者であることを確認しましょう。自分達で許可を持っていないため、委託している業者も多いです。
ゴミ処理の許可や委託先について言及していない遺品整理業者は、不法投棄で費用を浮かせる違法業者の可能性が高いので危険だと言えます。
次に、遺品の取り扱いに長けた業者である証拠の認定があるか確認していきます。
下記の表のように、遺品整理士協会が認定する遺品整理士や遺品査定士がいる業者は専門知識を有していると言えます。
遺品整理士 | 遺品整理の必要性・実務に関する注意・事例研究についての講座を受けた専門家。
参考:一般財団法人 遺品整理士認定協会「遺品整理士」の資格を認定している「遺品整理士認定協会」の遺品整理に関するホームページ |
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遺品査定士 | 遺品整理や遺品査定と買取についてのノウハウ・専門知識・法令に関する講座を受けた専門家。
参考:一般財団法人 遺品整理士認定協会「遺品査定士‐“日本初”遺品に関わる査定の知識を学ぶ |
遺品整理士協会とは遺品整理の専門家育成を目標にする一般財団法人で、上記の資格を持っていると遺品整理に関する専門知識があると言えます。
上記の資格がなくとも遺品整理はできますが、在籍している業者の方がより信頼できます。
最後に、遺品整理の実績や口コミも確認しておきましょう。依頼したいお宅と似た間取り・地域の実績があれば費用をイメージしやすくなりますし、良い口コミがあれば安心できます。
自社サイトに掲載されたものだけでなく、遺品整理業者の一括見積サイトやGoogleマップなどの地図アプリにも参考になる口コミが掲載されています。
3~5社の見積もりを比較する
遺品整理業者に遺品整理や仏壇じまいを頼む際には、3~5社に見積もり依頼を出して内容と料金を比較することが大切です。
まず、作業に必要な車両の種類と費用、予定しているスタッフの費用な人件費を比較して、他社と比べて高すぎたり、自分の求める費用に合っているのかを確認します。
次に、下記のポイントをチェックして悪質業者でないか見極めていきましょう。
- 他と比べて不自然に安い
- 作業内容ごとの料金が記載されている
- 追加作業・追加料金について明記されている
例えば、他より不自然に安い費用を出す業者や作業内容ごとではなく合計金額のみが書かれている業者は、契約後に「現場で追加の作業が発生した」として高額請求を行う場合があるので要注意。
追加作業・追加料金についてしっかりと決められていることを確認して、急な高額請求を防ぎましょう。
このほか、少しでも気になる点があれば必ず問い合わせるのが大切です。
悪質な業者ほど質問を嫌がり契約を急がせますが、優良な業者ならば丁寧に対応してくれるので見分けるポイントになります。
なお、仏壇じまいの費用について、以下のようなお悩みを抱えている場合、ぜひ、遺品整理の相談所にご相談ください。
- どこから遺品整理を着手すればいいかわからない
- どんな作業が必要なのか分からない
- 予算はいくらくらいになるか知りたい
- まずは相談からしたい
遺品整理の相談所では、当社がおすすめする優良な業者が加盟しており、予算にあった業者をご提案します。お困りの際は、ぜひお問い合わせください。


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仏壇じまいの費用に関するよくある質問
仏壇じまいの費用ついては、下記の3つの質問がよくあります。
- Q.お寺での仏壇じまいの費用は高い?
- Q.仏壇じまいの費用は安くできる?
- Q.仏壇じまいの費用は宗派で異なる?
ここでは、具体的なポイントなどを紹介していきます。
Q.お寺での仏壇じまいの費用は高い?
A.お寺に仏壇じまいを頼むと、1万円から5万円かかります。仏壇のあるお宅に足を運んでもらうためのお車代として、5,000円程度払うこともあります。不用品回収業者に依頼したり、粗大ごみに出すよりは確実に高額です。
仏具店や仏具の回収専門業者に頼めば、仏壇の回収だけならば1万円~3万円程度で可能です。仏壇の供養も頼むと、お寺より高いケースがあるので事前に料金の確認が必要です。
また、お寺と提携している遺品整理業者であれば、供養も含めた仏壇じまいができます。
仏壇を一つだけ回収してもらうより、他の遺品と行うことで結果的に割安になることがあるので、遺品の数が多い場合は遺品整理業者に見積もり依頼を出してみるのをおすすめします。
Q.仏壇じまいの費用は安くできる?
A.仏壇を中古品として売ったり、粗大ごみに出せば仏壇じまいの費用は安くなります。しかし、仏壇じまいに関する考え方は一人一人違うので、遺品整理を行う人の一存だけでなく、親戚一同で仏壇じまいの予算を決めることが大切です。
粗大ごみに出す場合は、閉眼供養の後であることを条件にしている自治体もあります。
Q.仏壇じまいの費用は宗派で異なる?
A.仏壇じまいをお寺に依頼する際は、お布施という形で費用を支払います。その金額は宗派やお寺によって様々なので、依頼する前に確認しましょう。
中には「お布施はお気持ちで決めて欲しい」と言われる場合もあるので「他の方はどの程度支払っているか」などを聞いておくと安心です。
まとめ:費用・依頼先を比較して仏壇じまいの方法を決めよう
仏壇じまいの中には、供養をする方法もしない方法もあります。手順、費用が依頼先で大きく異なるので、親族で処分方法を話し合い、費用を比較しながら仏壇じまいを進めていきましょう。
仏壇を供養をしたい時は、お寺だけでなく、仏具店や遺品整理業者にも頼めます。特に、遺品整理業者に仏壇じまいを頼むと、仏壇の供養と処分だけでなく、仏具の処分・買取などをしてもらえるのでおすすめです。
遺品整理の相談所では、信頼できる業者を地域や状況に応じてご紹介しています。
仏壇の供養に不安がある場合でも、経験豊富なスタッフが丁寧にサポートします。
まずは、無料相談から始めてみてはいかがでしょうか。


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