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遺品整理のゴミは一般廃棄物?産業廃棄物との違いから処分方法や事例を紹介

遺品整理のゴミは一般廃棄物?産業廃棄物との違いから処分方法や事例を紹介
著者 坂本 貴志

遺品整理で出たゴミは、家庭ゴミとして捨ててよいのか悩んでしまう人も多いでしょう。ゴミの処分は、遺品整理の仕上げともいえる工程です。処分方法が分からないと困ってしまいますね。

結論から言うと、遺品整理で出たゴミは一般廃棄物に該当するため、家庭ゴミとして処分すれば問題ありません。とはいえ、遺品整理を一気に済ませたい場合は、ゴミの量が問題になるでしょう。時間の余裕がないなど、自分たちでゴミの処分が難しい場合は、遺品整理業者に依頼するのが得策です。

この記事では、遺品整理で出たゴミの正しい処分方法や一般廃棄物処分の事例を解説します。最後まで読むと、遺品整理で出たゴミの種類や処理方法、業者に依頼するメリットを理解できるので、ぜひ参考にしてください。

この記事を読んで分かること


  • 遺品ゴミの処理方法
  • 遺品整理で発生した一般廃棄物の処分方法
  • 一般廃棄物を遺品整理業者に依頼するメリット
  • 遺品整理による一般廃棄物処分の事例

また、今すぐ安全で信頼性の高い遺品整理の業者に依頼したい方は「遺品整理の相談所」がおすすめです。

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遺品整理のゴミは一般廃棄物として処理する

遺品整理で出たゴミは、一般廃棄物として処理して差し支えありません。一般的にゴミと呼ばれる廃棄物には、大きく分けて産業廃棄物と一般廃棄物の2種類があります。産業廃棄物とは、事業活動に伴って生じた廃棄物を指し、それ以外は一般廃棄物と考えられているのです。

ここでは、一般廃棄物と産業廃棄物の違いを詳しく解説します。

一般廃棄物と産業廃棄物の違い

一般廃棄物と産業廃棄物は、主に発生源と処理方法によって区別されます。

一般廃棄物は、家庭やオフィスから出る廃棄物が該当します。

  • 可燃ゴミ:生ゴミ、紙くず、木くずなど
  • 不燃ゴミ:ガラスや陶器、鍋などの金属製品、プラスチック製品など
  • 粗大ゴミ:家具や自転車などの大きなゴミ
  • 資源ゴミ:古紙、びん、缶など

家庭から出る廃棄物は自治体によって収集され、焼却処理などの中間処理が行われ、焼却後の残りかすは埋立処分されます。また、不燃ゴミや粗大ゴミとして収集される廃棄物は、焼却ではなく、そのまま埋立処分されるのが一般的です。

産業廃棄物は、事業活動に伴って生じる廃棄物が該当します。

産業廃棄物に該当する「事業活動に伴って生じる廃棄物」

事業者が自ら収集・運搬するか、もしくは専門業者に委託し、産業廃棄物は許可施設において中間処理が行われた後、含まれる物質などによって適切な最終処分場に埋立処分されます。

このように、一般廃棄物は家庭やオフィスから生じるゴミで、産業廃棄物は事業者活動に伴って発生する点が大きな違いです。さらに処理方法も異なり、一般廃棄物は自治体が主に管理し、産業廃棄物は事業者が処理責任を負います。

参照:産業廃棄物|環境省 一般廃棄物|環境省

遺品整理で発生した一般廃棄物の処分方法

遺品整理で発生した一般廃棄物の処分方法
遺品整理で発生した一般廃棄物は、どういった方法で処分するのが適切なのでしょうか。

適切な方法を知ることで、環境や地域の安全を守ることができます。ゴミの不法投棄は法律違反であり、罰則がかされることもあるので、どのような理由があったとしてもやってはいけない処分方法です。

遺品整理によって発生した一般廃棄物を処分する方法は、以下の4つです。

1.自治体のルールに従って家庭ゴミとして出す

遺品整理で発生した一般廃棄物を正しく処分するには、まず自治体のルールに従って家庭ゴミとして出す方法があります。処分する遺品を仕分けし、決められた日に分別したゴミを集積所に出せば、処分費用を抑えられるでしょう。

ゴミの集積場所や収集日を誤ると、不法投棄とみなされる可能性があります。

その場合は、「5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金」が科されるため注意が必要です。

自治体のルールに従って、適切な家庭ゴミの処分を心がけましょう。

2.自分で処理施設に持ち込む

遺品整理で発生した一般廃棄物は、自分で処理施設に持ち込む処分方法があります。自分で処理施設に持ち込めば、大量のゴミを一度に処分可能です。

指定袋に入りきらない大きさのゴミや大量のゴミは、家庭ゴミとして収集してもらえません。お住まいの地域にある処理施設であれば、誰でも持ち込めます。

注意が必要なのは、処理施設に持ち込みできないゴミがあることです。

  • 家電4品目:テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・乾燥機、エアコン

家電リサイクル法により、リサイクル料金を支払い、専門業者による引き取りは法律で定められています。

  • パソコン

資源有効利用促進法により、家庭ゴミや粗大ゴミとして処分できません。自治体によっては小型家電リサイクルボックスを設置しているので、投入口に入るサイズであれば処分可能です。自治体と連携した回収業者へ依頼するのもよいでしょう。

  • 処理困難物:ガソリン、自動車、バッテリー、廃タイヤ、ピアノなど

これらを処分するには、購入店を中心に処分可能な業者を探すことになります。

処理施設へ持ち込む際には、トラックや人手の確保といった手間がかかります。それらの手配が難しい場合は、業者への依頼を検討しましょう。

3.一般廃棄物収集運搬業者に依頼する

何らかの理由で、処理施設への持ち込みが難しいのであれば、一般廃棄物収集運搬業者に依頼する方法があります。

遺品整理で発生するゴミを回収するには、一般廃棄物収集運搬業の許可を得ていなければなりません。この許可なしに家庭から出るゴミを引き取ろうとする業者は無許可営業(違法行為)にあたります。

  • 産業廃棄物収集運搬業許可:家庭ゴミは産業廃棄物ではないため
  • 古物商許可:中古品などの買取りを行う許可であり、ゴミの収集・運搬はできない

上記を踏まえて、収集エリアの一般廃棄物収集運搬許可を受けた業者に依頼してください。自治体ホームページに、許可業者が掲載されているので、依頼する際に確認しましょう。

4.遺品整理業者に依頼する

遺品の量が多く、仕分けが難しい場合は、遺品整理業者に依頼しましょう。遺品整理業者であれば、仕分けから処分までワンストップで対応してくれます。

また、専門業者は遺品整理にありがちな悩みの解決にも対応してくれるので安心です。ゴミの処分以外に、遺品整理の悩みがある場合は利用してみてはいかがでしょうか。この場合も、一般廃棄物収集運搬業としての許可を取得している遺品整理業者に依頼することが大切です。

一般廃棄物を遺品整理業者に依頼するメリット

一般廃棄物を遺品整理業者に依頼するメリット

遺品整理業者に依頼することで、どれだけ多くのゴミであふれていたとしても、効率的に片付けてくれるので便利です。ここでは、具体的にどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。

遺品整理業者に依頼するメリットは、以下の4つです。

1.体力的に不安がある場合も安心して任せられる

遺品整理業者に依頼すると、体力的に不安がある場合も安心して任せられます。

家具や家電といった大型のゴミの処分は、処理施設への運び出しに労力がかかって大変な作業です。そのうえ、こまごまとした不用品の片付けを済ませなければならず、途中で投げ出したくなる場合もあるでしょう。

遺品整理業者に依頼すれば、大型ゴミを含む大量のゴミを片付けてくれるので、体力的な負担を大きく軽減してくれます。

2.遺品整理にかける時間を短縮できる

遺品整理業者は、自分で進めるよりも遺品整理にかける時間の短縮ができます。部屋の大きさや遺品の量に応じて、必要な人員を揃えて作業をおこなうためです。

遺品整理は、気持ちが落ち着いた時期に始めるのが一般的な考えですが、短期間で終えなければならないケースもあります。

  • 故人が賃貸住宅に住んでいた場合
  • 相続税の申告が必要な場合

このように期限がある場合は、計画的に遺品整理を進めなければなりません。余裕をもって進めるためにも、遺品整理業者に依頼するのがおすすめです。

3.遺品の買取りを依頼できる場合がある

遺品整理業者によっては、価値のある遺品の買取を依頼できる場合があります。遺品に骨董品をはじめとした美術品や比較的新しい家電などがある場合には、買取りに対応している遺品整理業者を選ぶとよいでしょう。

リサイクルショップやフリマアプリで売る方法は、どうしても手間がかかります。また、遺品整理を始める段階で、故人の財産を把握できている場合は少ないかもしれません。買取りまで対応してくれる遺品整理業者なら、遺品整理と買取りを同時に行えます。

遺品の買取りを依頼する際には、公式ホームページで中古品の売買に必要な「古物商の許可」を得ているか確認してください。

4.丁寧に遺品の整理をしてもらえる

遺品整理には、故人との思い出が詰まった品を手放す寂しさがあります。遺品整理業者は単なる片付けではなく、そういった家族の心情に寄り添って、丁寧に遺品の整理をしてもらえるのがポイントです。

さらに、遺品整理士の資格を持つスタッフが対応することで、法的・倫理的な観点からも適切に整理が行われ、家族に安心感を提供してくれます。遺品の処分を丁寧に行ってほしい場合は、遺品整理業者に依頼しましょう。

遺品整理による一般廃棄物処分の事例を紹介

実際の事例として、当サイトの姉妹サイトである「不用品回収相談所」で取り上げた、賃貸アパート退去に伴う遺品整理を紹介します。

一般廃棄物処分と遺品整理の内容

依頼者は、祖父が亡くなってから不要となった様々な家具や電化製品などの処分にお困りでした。賃貸アパートの引き渡し日が決まっているため、早急に不用品ゴミの回収をしなければならない状況です。

賃貸アパート退去に伴う遺品整理では、現場復帰が基本ですから、後付けのエアコンや室外機の撤去が求められます。備え付けなのか、後付けしたものかを確認しておきましょう。

遺品整理を任せるポイント

当サイトの姉妹サイトである「不用品回収相談所」の依頼者Y様が、遺品整理を業者に任せるポイントは以下の通りです。

  • 価格が安い
  • 遺品整理に必要な許可を得ている
  • 早急に対応してもらえる

アパートなどの賃貸物件での遺品整理では、退去日までに整理して解約しなければ、家賃が発生してしまいます。365日営業かつ即日対応できる遺品整理業者であれば、迅速に進めることができるでしょう。

一般廃棄物処分の事例をチェック

当サイトの姉妹サイトである「不用品回収相談所」では、問い合わせの連絡が入った当日に現地の下見を行い、見積もりを提示いたしました。見積もりに納得いただいたところで、遺品整理の段取りを行います。当日は8時間程度で遺品整理を完了しました。

一般廃棄物処分の事例をチェック

参照:【飯石郡飯南町 Y様】賃貸アパート退去に伴う遺品整理の回収事例(不用品回収相談所」より

搬出する際に、できる限り大きなものはバラシて細かくしてから搬出の作業となりました。

作業内容は、以下の通りです。

主な回収品目 つり竿、リール、衣装ケース、犬小屋、ヘルメット、鏡台、ストーブ、机、自転車、洗濯機、ラック、風呂桶、波板、給湯器、トースター、電子レンジ、スピーカー、水屋、食器、グラス、椅子、コタツ机、テレビ、冷蔵庫、エアコン、タンス、衣類、ゴルフクラブなど
エリア 島根県飯石郡飯南町
作業時間 8時間
作業金額 120,000円(税込)

今回は、賃貸アパート退去に伴う遺品整理サービスのご依頼を紹介しました。遺品整理の前後で同じアングルで撮影した写真を比べると、スッキリ片付いているのがお分かりいただけるでしょう。

家族でなかなか遺品整理が進まない場合でも、数時間で片付けが終了することも珍しくありません。大量の遺品がある、多忙のため遺品整理をするのは難しい場合は、お気軽にご連絡ください。

遺品整理の相談所では、当社がおすすめする優良な業者が加盟しており、予算にあった業者をご提案します。お困りの際は、ぜひお問い合わせください。

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遺品整理による一般廃棄物に関するよくある質問

ここでは、遺品整理による一般廃棄物に関するよくある質問に回答します。

Q.一般廃棄物の許可を受けていない業者に遺品整理を依頼するとどうなりますか?

A.無許可業者による遺品の処分は法律違反になります。

遺品は、法律上の一般廃棄物です。一般廃棄物収集運搬業の許可を受けていない業者は、家庭から遺品を処分するために搬出・運搬することは法律で禁じられています。

無許可業者は適切な処理がされないケースがあり、不法投棄などの問題につながるおそれがあります。その業者が不法投棄をした場合、依頼者も責任を負う場合もあるので注意してください。

Q.遺品整理で依頼してはいけない業者にはどのような特徴がありますか?

A.まず、公式ホームページで情報を公開しているか確認しましょう。

依頼してはいけない業者は、以下の特徴があります。

  • 連絡先が固定電話ではない
  • 産業廃棄物収集運搬業もしくは古物商の許可しかない
  • 見積もりが終わるまで料金が分からない
  • 見積もり料金の記載がない、有料になっている

また、遺品整理を依頼するときには、電話で対応を確認することも大切です。質問の答えを曖昧にするような業者は避けるべきでしょう。

公式ホームページには、以下の内容が分かりやすく明示されている業者を利用しましょう。

  • 事業者の所在地・連絡先・実績
  • 自治体からの一般廃棄物収集運搬業の許可
  • 明確な料金体系
  • 無料見積もり

参照:廃棄物の処分に「無許可」の回収業者を利用しないでください!|環境省

Q.遺品整理を業者に依頼する場合に事前の準備は必要ですか?

A.遺品整理業者であれば、仕分けから処分までワンストップで依頼できるため、特に準備は必要ありません。

もし、時間が取れるのであれば、形見分けなど手元に残しておきたいものを探しておくとよいでしょう。また、貴重品や現金など相続に影響のあるものは、別に保管しておいてください。

まとめ:遺品整理は許可業者に一括で任せるのがおすすめ!

まとめ:遺品整理は許可業者に一括で任せるのがおすすめ!

遺品整理によって発生したゴミは、一般廃棄物として処分できます。自分で処分するのであれば、自治体のルールに従って家庭ゴミに出すのが費用を抑えられるのでおすすめです。

一方で、様々な種類の遺品がある場合やゴミの処分が難しい場合は、遺品整理業者に依頼することも検討しましょう。

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著者情報

坂本貴志

坂本 貴志

遺品整理の相談所 代表

遺品整理の相談所の代表を務め、廃棄物業界に15年従事しており、遺品整理、生前整理、ゴミ屋敷片付けなどの各種サービスのエキスパート。姉妹サイトでは、一般廃棄物収集運搬業の許可業者のみを紹介する不用品回収のマッチングサイト「不用品回収相談所」を全国展開し、 業界の健全化をビジョンに掲げて事業を運営している。豊富な経験により、個人でも一般廃棄物実務管理者、遺品整理士などの専門資格も取得しており、業界団体の講師や廃棄物業者へのコンサルティングなども務めている。

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