「部屋が汚いって言われたけど、そんなに汚いかな」
「知り合いの部屋が汚かったけど、どうしてああなるのだろう」
部屋が汚いという感じ方は、人によって大きく異なり、明確な基準を示すことは難しいでしょう。
しかし、一般的に「部屋が汚い」と思われるのは、「整理整頓や掃除がされず、物やゴミが散乱している」状況です。
【一般的に部屋が汚いとされる状態】
住んでいる本人は、「いつかは綺麗にする」「時間がないだけ」と考えている場合も多いかもしれません。
しかし、この状況が進むと、「汚部屋」、さらに「ゴミ屋敷」といわれる状況になる可能性が高くなります。
【本格的なゴミ屋敷】
ここまで進むと、強烈な臭いとともに、ゴキブリなどの害虫が家中を這いずり回るようになります。
病気になっても誰にも気が付かれずに、最悪「孤独死」となる可能性すらあるのです。
しかし、「部屋が汚い」と思う程度なら、まだ元に戻せる可能性はあります。
そこでこの記事では、部屋が汚い基準や汚くする人の特徴を押さえたあと、片付け方法や綺麗に保つための対策を紹介します。
今すぐ行動することで、元のように、清潔で暮らしやすい部屋に戻ることができます。
ぜひ、最後までお読みください。
この記事を読んで分かること
- 部屋が汚い人の特徴5つ
- 汚い部屋の片付け方法
- 2度と部屋を汚さないための3つの対策


遺品整理、生前整理、空き家整理、
ゴミ屋敷の片付け、特殊清掃なら
遺品整理の相談所
業者選びにお困りの方には、あなたの気持ちに寄り添った
スタッフが無料で相談・サポートいたします
1.【事例あり】これって部屋汚い?汚いの基準を紹介
通常「部屋が汚い」といわれるのは、「整理整頓や掃除がされず、物やゴミが無秩序に散乱している」状態です。
もし、部屋が現在、次のような状態なら、相当「やばい」ことを自覚したほうが良いでしょう。
【汚い部屋といわれる状態の例】
【その他の汚い状態】
- 台所に使用済みの食器が放置されている
- お風呂やトイレが汚れている
- 食べのの残りが放置されている
- 物が邪魔で廊下や玄関が通りにくい
この状態でも「生活するには問題ない」と考えている人もいるかも知れませんね。
しかし、突然ガスの点検が入る場合や、約束なく知り合いが訪ねてくる可能性はあります。
中には、急に遊びに来た恋人が、部屋を見たあとに離れていったという悲しいケースもあるのです。
実際に、「部屋が汚い」と言われる状態を、片付け業者に依頼した実例でご紹介しましょう。
【事例1:片付け費用50,000円(税込)】
出典:不用品回収相談所
【事例2:片付け費用50,000円(税込)】
出典:不用品回収相談所
【事例3:片付け費用88,000円(税込)】
出典:不用品回収相談所
これらのような汚い部屋を、このまま何もしないでいると汚れはどんどん進み、そのうち「ゴミ屋敷」と呼ばれる状態になってしまいます。
【事例4:片付け費用566,500円(税込)円】
出典:不用品回収相談所
中には、片付け費用だけで、100万円以上かかるケースもあります。
このような、ゴミ屋敷まで進んでしまうと、普通の生活は不可能です。
いま、この瞬間から、対策を立てることをおすすめします。
もしかしてゴミ屋敷かも?と思った方は、下記の記事もご参考ください。
2.2つ以上当てはまったら要注意!部屋が汚い人の特徴5つ
汚い部屋にしてしまう人には、大きく分けて5つの特徴があります。
特徴を把握することで、改善する方法も分かるはずです。
まずは、どれが当てはまるのか、チェックしてみましょう。
1つ当てはまるだけでも、部屋を綺麗に保つのが難しい傾向があり、2つ以上当てはまるなら危険です。
5章「もう2度と部屋を汚くしない対策」などを参考にして、今すぐ行動が必要でしょう。
なお、中には「部屋が汚いのが気にならない人」もいますが、少数派であることを知っておいくください。
それぞれの特徴を解説していきましょう。
2-1.特徴1|片付けや整理整頓が苦手
部屋が汚い人の特徴として、まずあげられるのが「片付けや整理整頓が苦手な人」です。
主な特徴として、次のようになります。
【片付けや整理整頓が苦手な人の特徴】
- 物の定位置がないため、いつも探し物をしている
- 部屋の導線を考えていない
- 収納スペースが圧倒的に不足している
- 季節外れの服、家電、布団が出ている
- 収納用品を購入しても使い切れない
このタイプは、物が無秩序に置かれているため、探し物にかなりの時間を費やす人が多いでしょう。
出かける前に、「鍵」や「スマホ」などが見つからず、遅刻しそうになることは日常茶飯事です。
細かく収納場所を決めたとしても、物を定位置に置くことが難しいため、すぐに元通りになってしまいます。
そのため、おおまかに「仕事や学校関係」「趣味」「コード類」などの棚や大きな箱を用意し、かならずそこに入れる習慣づくりから始めることをおすすめします。
2-2.特徴2|捨てることができずに物が増えていく
部屋が汚い人は、「もったいない」と、捨てることができずに物が増えていくタイプも多いです。
このタイプには、次のような特徴があります。
【物を捨てることができない人の特徴】
- 商品が入っていた容器や紙袋が捨てられない
- 「もったいない」「いつか使うかもしれない」が口癖になっている
- 冷蔵庫に食べかけの食品が大量に入っている
- 服のサイズが違っても「痩せたら着る」と取っている
- 思い出の品を捨てることができない
- 中身のわからない段ボール箱がたくさんある
物に対しての執着心が強く、捨てることに強い抵抗感があります。
また、先のこと(物が不足すること)を心配しすぎるあまり、現在の生活が不便になっている自覚がありません。
物に対して感情移入しているケースも多いため、「捨てることは悪くない」という意識の変化が必要になるでしょう。
2-3.特徴3|ストックがないと不安になる
ストックが無いと不安になる人には、次のような特徴があります。
【ストックがないと不安になる人の特徴】
- 必要以上に大量のまとめ買いをする
- 使い切る前に新しい商品を購入する
- お買い得品やセール品を買わないと損をした気分になる
- 期限切れの食品が大量に保管してある
このタイプは、「もしもの時(ストックが切れた時)」が来るのを、異常に恐れます。
大量のストックがあることで、「まだ大丈夫」という、安心感を得ようとしているのです。
物の量で自分の価値を測っているケースや、不安や寂しさを物で埋めようとする傾向が強いため、まずは自己肯定感を高めることから始めましょう。
2-4.特徴4|「いつかやろう」と延々に後回しにしている
片付けをやろうと思いつつ、なかなか行動に移せない人は、次のような特徴があります。
【片付けを後回しにする人の特徴】
- 何でも先延ばし癖がある
- 「今は面倒」という感情に負けてしまう
- 片付けようとすると、他のことに気を取られてしまう
- 完璧主義のため、完全にやろうと想像するだけで疲れてしまう
「やろうやろう」と思いつつ、もう何年も先延ばしにしてしまう人もいるでしょう。
このタイプは意外と完璧主義の人が多く、「100%綺麗にする」ことを目標にしてしまうため、気力や体力が追いつかずに断念することもあるようです。
色々な言い訳を考えるよりも、とにかく先に行動することが必要になるでしょう。
2-5.特徴5|ストレスや精神病がある
ストレスやうつなどの精神病がある場合の人の特徴は次のようになります。
- 片付けをするエネルギーがない
- 何を捨てて、何を残すのかの判断ができない
- 片付けの段取りができない
- 片付け以外にも集中力が持続しない
このタイプは、そもそも集中力や判断力が低下して、片付けられない人が多いでしょう。
精神的にも不安定になりやすいため、部屋を片付けるには、他人の介入が必要といえます。
特に高齢者の場合は、「生前整理」を視野に入れて早めに部屋の片付けを行うべきです。
重要な書類や残しておくべき品物がゴミに紛れてしまい、亡くなったあとが大変です。
3.部屋が汚いときは一刻も早く対処すべき!
あなたや、あなたの周りの人の部屋が汚い場合、一刻も早く対処するべきです。
そのまま放置していても、ゴミは決して減ることはなく、状況が悪化するだけだからです。
特に社会的に孤立している場合は、近い将来「ゴミ屋敷」にまで進みかねません。
【ゴミ屋敷で起こるリスク】
- 臭いなどで近所からクレームが来る
- ゴキブリなどの害虫が湧く
- 病気や怪我が起こりやすい
- 孤独死する可能性がある
ゴミ屋敷になると、病気になっても気が付かれにくく、最悪の場合孤独死する可能性もあります。
そうなると、特殊な清掃会社に依頼することになり、片付け費用も莫大となります。
「部屋が汚い」と感じた瞬間から、手を打つことが重要です。
4章「汚い部屋の片付け方法」や、5章「もう2度と部屋を汚くしない対策」を参考に、一刻も早く対処しましょう。
4.汚い部屋の片付け方法|簡単5STEP
では、実際に汚い部屋の片付け方法を見ていきましょう。
片付け業者を入れず、自力で片付ける場合、一気に行ってしまうのは危険です。
心がついていかず、「こんなに大変なんだ」とモチベーションが下がる場合があります。
そのため、次のように、作業を細かく区切りながら進めていくことをおすすめします。
それぞれ解説していきましょう。詳しい片付け方は、下記の記事もご参考ください。
4-1.STEP1|(本人以外)部屋が汚い本人を説得する
本人以外が片付けをしようとする場合、まずは本人を説得することから始めましょう。
本人の意思を無視して勝手に片付けたり、同意なく物を捨ててしまうと、本人との関係が壊れてしまう可能性があります。
一度かたくなになってしまうと、余計に片付けることが難しくなってしまうでしょう。
そのため、次のような方法を試し、片付けに前向きになるよう説得してみます。
【片付けの説得方法の例】
- どうして片付けられないのか話を聞いて共感する
- 心から心配していることを伝える
- 汚い部屋のリスクを説明する(病気やゴミ屋敷になる可能性など)
- 一緒に片付けることを提案する
- 片付ける箇所や捨てる物は、本人の意思を尊重することを伝える
重要なのは、否定的な言葉を使わず、プレッシャーをかけないことです。
また、片付けを受け入れたからといって、一気に進めてしまうことも、本人の心が追いつかなくなるためやめましょう。
本人が少しでも前向きになったら、気が変わらないうちに、すぐに片付けに入ります。
4-2.STEP2|片付けや掃除の道具を揃える
汚い部屋を片付けるまでに、道具を揃えておきましょう。
道具を揃えることで、片付けや掃除のモチベーションが上がります。
また、途中で道具が無くなることで、集中力が切れてしまうことも防げるでしょう。
揃えておきたい道具は次の通りです。
【揃えておきたい道具】
- 汚れても良い服
- マスク、ゴム手袋
- はさみ(大きなゴミを切って小さくする)
- ゴミ袋各種類:「可燃ごみ」「不燃ごみ」「プラスティック」「ペットボトル」
- 分別のための箱・段ボール(STEP3で解説)
- 清掃道具(洗剤、雑巾、モップなど)
汚れても良い服やマスク、ゴム手袋を着用することで、汚れやホコリを気にせずに、どんどん作業を進めることができます。
作業効率がアップするので、おすすめです。
4-3.STEP3|作業スケジュールを決める
自治体のゴミカレンダーを確認し、まずは燃えるゴミの前日に実施する計画を立てましょう。
基本的に可燃ごみが多いため、作業の翌日にゴミ出しすることで、効率よく片付けが進みます。
【自治体のごみカレンダーの例】
可燃ごみを出したあとは、再度ごみカレンダーを確認し、回収日が早いものからまとめるなどの工夫をするとよいでしょう。
4-4.STEP4|1日1時間程度から集中して片付ける
1日1時間程度から、集中して片付けを開始しましょう。
一度にすべてを片付けようとすると、「すごく大変だった」という意識が残ってしまい、「掃除は大変、もうやりたくない」とモチベーションが下がるためです。
まずは、目についたゴミを、ごみ袋に入れていきます。
ゴミ以外の必要なものは、一つ一つ確認すると作業が滞るため、下記のような箱やバスケットなどを作ってどんどん入れていきましょう。
【大まかに分類するための箱などを用意】
段ボールなどでも良いのですが、このような収納ボックスを利用することで、そのまま普段使いできるのでおすすめです。
「微妙な物」を入れる箱を作ると、捨てるか残すか考える時間を節約し、作業が進みやすくなります。
4-5.STEP5|最後に清掃する
部屋が片付いたら、最後に清掃します。
片付けと同時に清掃すると、作業効率が悪くなるため、最後にまとめて清掃すると良いでしょう。
【清掃すること】
- 掃除機をかける
- 棚を拭く
- 床を雑巾掛けする
- カーテンやラグ、ベッドのシーツなどを洗濯する
- キッチンを綺麗にする
清掃したあとは、綺麗になった空間を味わいましょう。
この状態を保つ対策は、次の章で詳しく解説します。
5.もう2度と部屋を汚さないための3つの対策
ここからは、もう2度と部屋を汚さないための対策を解説していきましょう。
どんなに汚い部屋を綺麗にしても、今までの習慣通りに暮らしていると、すぐに元に戻ってしまうからです。
本人だけではなく、周りも協力して、汚い部屋からの脱出を成功させましょう。
解説していきましょう。
5-1.買い物のルールを一緒に作る
買い物が好きで、部屋に物がいっぱいの人の場合は、「買い物のルール」を一緒に作ることが大切です。
どんなに部屋を綺麗にしても、買い物のペースが変わらないと、すぐに元通りになってしまうからです。
本人だけで決めると、自分に甘くなりがちなので、一緒に次のようなルールを作りましょう。
【買い物のルール】
- クレジットカードを破棄するか利用制限をする
- 買い物をする前に相談してもらう
- 買い物をする前に、本当に必要なのか、1日考えてもらう
- 買い物をする場所を限定する
※テレビショッピングやネットショッピングは使わないなど
買い物に依存してしまう人の多くは、買い物によってストレス発散や、強烈な孤独感を紛らわしているケースがあります。
そのため、体験型の趣味など、形に残りにくい趣味の提案をしてみましょう。
【形に残りにくい趣味の例】
- 食事
- エステ
- 美容
- 旅行
どうしても形に残したい物は、スマートフォンで撮影し、写真として残しておくこともおすすめです。
5-2.毎日少しづつ片付ける習慣を作る
毎日少しづつ、片付ける習慣を作るようにしましょう。
あれもこれもと一気に片付けるのは大変ですが、「少しづつ」とハードルを下げることで、モチベーションが維持しやすくなります。
たとえば、次のような習慣が考えられます。
【負担にならない片付け習慣の例】
- 1日5分間だけ「片付けタイム」を設ける
- 毎日ごみカレンダーを確認し、翌日の朝ゴミ出しの習慣をつける
- テレビやYouTubeなどを見ながら、コロコロやガムテープで身の回りを掃除する
- ペットボトルは持ち帰らない
- 部屋を移動するときは、ついでに周辺のゴミを捨てる
何かをする「ついでに」ゴミを捨てる、食器を出す、掃除するなどを習慣にすると、さほど負担になりません。
いつもの掃除も、ぐっと楽になるので、ぜひ習慣化しましょう。
5-3.定期的に部屋に人を呼ぶ
綺麗な部屋をキープするには、定期的に人を呼ぶことが効果的です。
人を部屋に入れる前には、ある程度掃除を行うことになります。
月に2回程度行うと、部屋はそこまで汚くなりません。
また、寂しさや不安を紛らわすために、物を溜め込む人も多いため、会う頻度を増やすことで物への執着が薄れることにも繋がるでしょう。
5-4.自力で片付けができない場合は業者に依頼してみよう
日常が忙しいときは、汚い部屋の片付けを考えるだけでも、不安と焦りでいっぱいになってしまいますよね。
そのようなときは、私たち「遺品整理の相談所」があなたの片付けをお手伝いいたします。
遺品整理の相談所は、全国で汚部屋の片付けや生前整理などを行う優良業者を、最大3社に厳選してご紹介するサービスです。
業者選びのために、あなたが1社ずつお問い合わせする手間はかかりません。
下記のような特徴を持つ、安心・安全な優良業者だけをご紹介します。
- 遺品整理士や古物商などの資格を取得している
- 対応も丁寧!信頼いただける業者のみを登録
- 買い取りなど、嬉しいサービスを兼ね備えていることも!
片付け業者に依頼すると、多少費用はかかりますが、あっという間に部屋が片付きます。
それだけでなく、清掃や消臭などのサービスもあります。
また、実は「遺品整理」は、お部屋のものを処分するものと貴重品に丁寧に仕分けし、仕分けしたものを大切に保管する仕事でもあります。
「汚い部屋を、今すぐキレイにして、脱出したい!」
私たち「遺品整理の相談所」が、あなたのお片付け計画を、共に伴走いたします。いつでもお気軽にご相談くださいね。


遺品整理、生前整理、空き家整理、
ゴミ屋敷の片付け、特殊清掃なら
遺品整理の相談所
業者選びにお困りの方には、あなたの気持ちに寄り添った
スタッフが無料で相談・サポートいたします
6.まとめ
いかがでしたでしょうか。
汚部屋の危険性を知り、片付け方などをご理解いただけたと思います。
最後に、この記事を振り返ってみましょう。
◯汚い部屋といわれる状態の例
◯部屋が汚い人の特徴
- 片付けや整理整頓が苦手
- 捨てることができすに物が増えていく
- ストックがないと不安になる
- 「いつかやろう」と延々に後回しにしている
- ストレスや精神病がある
◯部屋が汚い場合は一刻も早く対処するべき
そのまま放置していても、ゴミは決して減ることはなく、状況が悪化するだけです。
特に社会的に孤立している場合は、近い将来「ゴミ屋敷」にまで進む可能性があります。
◯2度と部屋を汚さないための対策
- 買い物のルールを一緒に作る
- 毎日少しずつ整理する習慣を作る
- 定期的に部屋を訪れる
「あっという間に汚い部屋を片付けてくれて、費用もサービスも大満足できる片付け業者に依頼したい!」という方は、当サイト「遺品整理の相談所」が、あなたのお役に立てます。
どのようなことでも、お気軽にご相談ください。あなたにとって最高の業者を、見つけましょう。