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セルフネグレクトになりやすい女性の特徴は?原因や対策・予防法を理解しよう

セルフネグレクトになりやすい女性の特徴は?原因や対策・予防法を理解しよう
著者 坂本 貴志

自分自身に対して無関心になるセルフネグレクトは、年代や性別に関わらず誰にでも起こりうる心の病気です。男性よりも女性の方がセルフネグレクトになりやすいと言われていますが、化粧などで身だしなみを整えると外見の異変に気づきにくいことも珍しくありません。

セルフネグレクトの悪化を防ぐには、早い段階で適切な対策を取ったり、予防法を理解したりしておくことが大切です。そこで当記事では、セルフネグレクトになりやすい女性の特徴や、対策・予防法などを解説します。

この記事を読んで分かること


  • 女性のセルフネグレクトが起こる要因
  • 女性のセルフネグレクトの特徴
  • セルフネグレクトとうつとの違い
  • 女性のセルフネグレクトへの対策

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女性のセルフネグレクトが起こる要因とは

女性のセルフネグレクトは、若い世代から高齢者に渡って幅広い世代の問題となっています。女性のセルフネグレクトが起こるのには、以下の要因が考えられます。

女性のセルフネグレクトが起こる要因とは

ここからは、それぞれの要因について詳しく解説します。

外見だけでは気づかれにくい

女性は、人前では身なりと整えているため、問題を抱えていることに気づかれにくい傾向があります。一見きちんとしている女性の特徴は、以下のとおりです。

  • しっかりと化粧をしている
  • 服装に気を使っている
  • テキパキと完璧に仕事をこなしている

これらの特徴に該当する女性であっても、部屋の中はゴミだらけで足の踏み場がない状況になっているケースもあります。化粧をして服装に気を遣っていても、歯磨きや入浴などの基本的な体のケアができていない場合もあり、外見だけでは気づかれにくいことでセルフネグレクトにつながっているのです。

社会とのつながりが薄い

家事や育児などで人との接触が少なかったり、一人暮らしが長かったりすると、自分の感情や意思を表に出す機会が減り、自己肯定感が下がってしまいます。この状況では、「人に会わないからお風呂に入らなくても良いだろう」「休みの日は服を着替えずにそのまま過ごそう」といった生活につながる人もおり、衛生環境の悪化につながります。

また、テレワークが増えたことで周囲の関わりが減り、仕事をしている兼業主婦の方であっても孤独を感じやすくなっているのが実状です。人との会話が減ると、精神的にもネガティブな状態が続いてしまうのです。

自分のことを後回しにしてしまう

仕事・家事・育児など、女性は複数の役割を果たしていて、毎日やるべきことがたくさんあります。自分にかける時間がなかなか取れないと、自分自身のケアが次第におろそかになってしまいます。特に、子供が小さかったり自宅で身内を介護したりしていると、ストレスが溜まって心が疲弊し、自分の状態を気にかける余裕もないでしょう。

自己ケアが後回しになると、最初のうちは服装を気にしなくなったり、メイクが手抜きになったりする傾向が見られます。さらに進行すると、自分でも気づかないうちにセルフネグレクトの状態に陥ってしまうケースも少なくありません。

身体的・精神的な要因がある

身体的・精神的な要因により、セルフネグレクトになる場合があります。考えられる要因を、以下の表にまとめました。

身体的要因
  • 事故
  • 身体的疾患
  • 老化
精神的要因
  • 精神疾患(統合失調症・うつなど)
  • 認知症
  • 離婚や死別などの辛い経験

身体的要因により体を動かしづらくなると、今までできていた家事や育児がこなせなくなる場合があります。意欲や自己肯定感が低下することで、セルフネグレクトにつながるケースがあるのです。

また、精神的要因により思考力や判断力が低下すると、正しい判断が難しくなり自分のケアができなくなってしまう傾向が見られます。精神的要因も、年代に関係なく起こる可能性があり、特に認知症は50代以下の女性であっても若年性アルツハイマー病を発症する場合があるため、気をつけなくてはいけません。

経済的な貧困

女性は男性よりも非正規雇用で働いている割合が高く、経済的な貧困により健康的な食生活ができないと、体調を崩しセルフネグレクトにつながりやすくなります。お金がなく病院を受診できないと、さらに健康状態が悪化する悪循環に陥ってしまいます。

総務省統計局が発表した、「労働力調査(基本集計)2024年平均結果の要約」によると、2024年平均の非正規職員数は以下の通りです。

男性 682万人(前年比1万人減)
女性 1,444万人(前年比3万人増)

参考:「労働力調査(基本集計)2024年平均結果の要約|総務省

女性は、家事や育児などをしながら仕事をするため非正規雇用で働く割合が多いほか、出産・育児のために正社員を退職した後、空白期間の長さからやむを得ず非正規雇用を選ぶ人も少なくありません。食費を抑えるためにパンやスナック菓子などで食事を済ませたり食事を抜いたりしていると、ホルモンバランスが崩れるケースがありますが、これもセルフネグレクトのひとつと言えるでしょう。

セルフネグレクトの症状が進んでしまうと、電気・ガス料金の支払いができずにインフラが止まってしまったり、周囲から孤立したりするケースもあります。

女性のセルフネグレクトの特徴

セルフネグレクトになりやすい女性には、以下の特徴が見られる場合があります。

女性のセルフネグレクトの特徴

セルフネグレクトをより深く理解するため、特徴についてひとつずつ解説します。

人に頼ることが苦手

セルフネグレクトになりやすい女性は、「誰にも知られたくない」「だらしない自分を見られるのが恥ずかしい」などの思いから、人に頼らず自分だけで頑張って抱え込んでしまう傾向があります。外で身なりを整えていると、生活環境が悪化しても周囲が異変に気づかず、さらに状況が悪化してしまうのです。

悩んでいることを甘えだと思ったり、イメージが悪くなってしまうと思ったりすると、周囲に助けを求めることもできません。この結果ストレスを抱え込み、身の回りの整理ができなくなるケースも少なくありません。

家事が苦手である

日常生活に必要不可欠な家事ができないと、次第に家の中が荒れてしまうことがあります。この場合の家事には、主に以下のものが該当します。

  • 掃除
  • 片付け
  • 洗濯
  • ゴミ捨て

苦手な家事をしようとすると誰でも億劫になるものですが、同じ状況が毎日続くと生活環境の悪化につながります。家事代行サービスなどを利用しようとしても、散らかっている部屋を見せるのに抵抗を感じ、利用を躊躇してしまうでしょう。

この状況がさらに続くと、家事ができないという悩みから自己嫌悪に陥り、片付けができなくなるとさらに自己嫌悪に陥るといった悪循環を招いてしまいます。特に、水回りの掃除ができないと害虫が発生する可能性もあり、衛生面でも大きな問題となるでしょう。

物を捨てられない

物を捨てられない状況は、ケガや病気で体が動かせず捨てられないのか、「もったいない」「(本来はゴミであっても)ゴミだと思っていない」といった気持ちから捨てたくないのかという2つの状況に分かれます。どちらの状況に該当するかによって、対処法が大きく変わってきます

前者であれば、比較的周囲の援助を受けやすい傾向がありますが、後者の場合は捨てる必要性を理解していないため、援助を断るケースも多いです。この結果、周囲から孤立するうえストレスが溜まり、セルフネグレクトの症状がさらに悪化しかねません。

孤独や不安を抱えている

孤独や不安を抱えると、人と接することに抵抗を感じ生活の意欲が低下する傾向にあります。身なりにも気を使わなくなり、入浴や掃除の必要性も感じなくなることから、セルフネグレクトにつながるおそれがあります。

また、寂しさを紛らわそうと物を大量に購入し、部屋の一角に積み上げられた場合も、処分に強い抵抗感を覚えるうえ、孤独感がさらに強くなってしまうため、片付けるのは困難でしょう。周囲に助けを求めることもできず、問題を一人で抱え込んでしまうと、セルフケアもおろそかになり体調を崩しやすくなります。

セルフネグレクトとうつ病との違い

セルフネグレクトと似た症状にうつ病がありますが、この2つは原因や特徴が明確に異なります。それぞれの原因や特徴は、以下の表の通りです。

セルフネグレクトとうつ病との違い

うつ病の患者が、セルフネグレクトを発症するケースがあるのは、うつの症状から行動が億劫になる傾向があるためです。うつ病も、年齢を問わず発症する可能性があり、人との関わりを避けることでさらに症状が悪化するケースも多くなっています。

セルフネグレクトとうつ病の見分けが難しい場合は、専門医への相談が必要です。

女性のセルフネグレクトへの対策とは

セルフネグレクトの改善を目指すには、自分一人で抱え込まないことが大切です。具体的に、以下の対策をとってみましょう。

  • 自宅を片付ける
  • 周囲に助けを求める
  • 病院で治療する
  • 公的機関に相談する

自宅を片付ける

セルフネグレクトを改善する第一歩として、自宅に山積みになった物を片付けて生活環境を整えると、気持ちが落ち着く場合があります。自分で片付けるのが難しい・身内や友人に頼むのは気が引けるなどと言った場合は、業者への相談がおすすめです。自宅を片付ける相談ができる業者には、以下の種類があります。

作業内容 費用相場
家事代行サービス 日常的な家事の代行

(掃除・洗濯・料理の作り置き・買い物・食器洗い・ゴミ捨てなど)

1時間あたり3,000円から4,500円程度
不用品回収業者 不用品の仕分け・梱包・運び出し・処分・リサイクル など 1K~1LDK 1万円から5万円程度

2DK~2LDK 5万円から10万円程度

ゴミ屋敷 10万円から50万円程度

遺品整理業者 遺品の供養・仕分け・搬出・清掃・不用品の処分 など 1K 4万円~8万円程度

1LDK 9万円~18万円程度

2LDK 14万円~25万円程度

4LDK以上 23万円~

なお、上記の費用相場は家の状態や細かな作業内容などによって大きく変動します。正確な費用を知りたい場合は、必ず見積もりを取ることが大切です。

周囲に助けを求める

セルフネグレクトが悪化する理由のひとつとして、周囲に助けを求めず一人で抱え込んでしまう点が挙げられます。信頼のおける相手やカウンセラーなど、自分の気持ちを素直に伝えられる人物を決めて相談すると、解決の糸口が見つかるかもしれません。

直接会うのに抵抗があれば、電話やメールなどで先に連絡を取り、状況を伝えておくことも良いでしょう。人と接することで孤立感が改善され、生活の意欲が少しでも高められる場合もあります。

病院で治療する

病気が原因でセルフネグレクトになった場合は、病院で適切な治療を受けることが大切です。精神疾患の場合、心療内科や精神科に相談すると、カウンセリングや投薬などの治療が受けられます。また、身体的疾患があれば、該当する診療科を受診し病気の治療に取り組んでいくと、生活の改善が見込まれるかもしれません。

精神疾患でなくとも、心理的な問題があれば心療内科や精神科で診察が受けられます。カウンセリングによって、現状から脱出するきっかけが見つかることもあるため、まずは病院の受診をおすすめします。

公的機関に相談する

セルフネグレクトや精神的な悩みに対して、公的機関で相談窓口を設けているため、相談先に迷ったら利用してみてはいかがでしょうか。相談できる代表的な公的機関は、以下の通りです。

  • 地域包括支援センター
  • 自治体の相談窓口
  • こころの健康相談統一ダイヤル
  • よりそいホットライン

上記以外に、近年ではセルフネグレクトや精神的な問題の専用相談窓口を設けている自治体もあります。まずは一度悩みを打ち明けてみてはいかがでしょうか。

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女性がセルフネグレクトを予防するための対策とは

女性がセルフネグレクトを予防するためには、以下の対策を取るのが有効な手段です。

  • 人と接する時間を増やす
  • 生活環境を整える
  • 悩み事の相談相手を決めておく
  • 健康的な生活を心がける

それぞれの対策について、詳しく見ていきましょう。

人と接する時間を増やす

定期的に友人と連絡を取ったり顔を合わせたりすると、孤独感を抱えることが減るだけでなく、ちょっとした変化に友人が気づきアドバイスをもらえる可能性もあります。できるだけ一人で過ごす時間を減らし、人との交流を増やすよう心がけてみましょう。

また、習い事やボランティア活動を始めるのも、セルフネグレクトを予防する手段のひとつです。孤独感を減らすことで、自分はひとりではないという事実に気づき、心の健康を取り戻す結果にもつながるでしょう。すぐに人と接するのが難しい場合は、家から出ない日をできるだけ減らすことから始めてみましょう。

生活環境を整える

定期的な清掃や片付けは、生活環境の改善につながります。具体的にどのように環境を整えたら良いのかを、表にまとめました。

清掃
  • 少しでも良いので毎日ゴミを捨てる
  • 水回りを清潔に保つ
片付け
  • 必要以上のものを増やさない
  • 使ったら元の場所に片付ける
身だしなみ
  • 毎日の入浴や歯磨きを欠かさない
  • 毎日衣類を着替える

これらの行為ができたら、自分を褒めることで自己肯定感を高められます。毎日続けていくうちに、少しずつ生活環境が変わっていくでしょう。

悩み事の相談相手を決めておく

人と接する時間を増やすなかで、「この人なら悩み事が相談できる」と感じる相手を決めておくと、いざという時相談がしやすくなります。自分が話しやすいと感じる相手であれば、身内・友人・会社の同僚など関係性は特に問いません

周囲に相談相手を見つけるのが難しい場合は、先述した公的機関の窓口を使うのもひとつの方法です。自分ひとりで問題を抱え込んでしまうと、セルフネグレクトの解決につながりにくくなるため、周囲の力を借りながら前を向いて進んでいきましょう。

健康的な生活を心がける

セルフネグレクトを予防するためには、健康的な生活も欠かせません。具体的に、以下の取り組みをおこなってみましょう。

睡眠
  • 朝目覚めた時に「ぐっすり眠れた」と感じられる睡眠時間を確保する
食事
  • 塩分は控える(1日6.5g未満)
  • 油っぽい食事はできるだけ控える
  • 野菜をたっぷりとる
  • 魚料理を積極的に取り入れる
運動
  • ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動を心がける
  • 短時間でも毎日行う

まとめ:女性のセルフネグレクトの対策には不用品回収業者への相談がおすすめ

まとめ:女性のセルフネグレクトの対策には不用品回収業者への相談がおすすめ

セルフネグレクトの傾向が見られる女性のなかには、部屋の片付けをどのようにしたら良いのか困っている方もいるでしょう。片付けに困った場合は、専門の業者へ相談すると、効率よく片付けが進められ、セルフネグレクトの改善が見込めるようになります。

「不用品の整理を行う時間や体力がない方」や「家財ごとに異なる処分のルールが分からない方」は、専門の回収業者に依頼することをおすすめします。業者に依頼することで、不要な物を手早く適切に撤去することができ、家財整理にかかる負担を軽減できます。

ただし、業者の料金やサービス内容は、業者ごとに違うため、複数の業者から相見積もりを取り、料金や作業内容、信頼性などを比較検討することが大切です。

まずは、信頼できる業者に見積もりを依頼してみてください。適切な業者選びと準備で、無理のない費用で満足のいく遺品整理を実現しましょう。

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著者情報

坂本貴志

坂本 貴志

遺品整理の相談所 代表

遺品整理の相談所の代表を務め、廃棄物業界に15年従事しており、遺品整理、生前整理、ゴミ屋敷片付けなどの各種サービスのエキスパート。姉妹サイトでは、一般廃棄物収集運搬業の許可業者のみを紹介する不用品回収のマッチングサイト「不用品回収相談所」を全国展開し、 業界の健全化をビジョンに掲げて事業を運営している。豊富な経験により、個人でも一般廃棄物実務管理者、遺品整理士などの専門資格も取得しており、業界団体の講師や廃棄物業者へのコンサルティングなども務めている。

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