吐血には特殊清掃が必要!【危険性・掃除方法・業者の選び方を紹介】

吐血には特殊清掃が必要!【危険性・掃除方法・業者の選び方を紹介】
著者 坂本 貴志

「吐血で部屋が汚れた時、どんな掃除をすればいい?」
「吐血で部屋が汚れたら、特殊清掃が必要?」
「特殊清掃業者はどんな作業をしてくれる?」

そんなお悩みはありませんか?

もし吐血の清掃が必要な際は、衛生的にも精神的にも自分で行うのが難しいので、特殊清掃業者に頼むことをおすすめします。

本記事では、自分で吐血の汚れに対処する危険性を解説した上で、特殊清掃の必要性と作業の流れ、自分に合った業者の選び方について解説していきます。

この記事を読んで分かること


  • 吐血を自分で掃除する危険性
  • 吐血があるお部屋の特殊清掃の必要性と作業の流れ
  • 吐血のための特殊清掃業者の選び方

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吐血による汚れがあるお部屋に特殊清掃が必要な理由

吐血による汚れがあるお部屋に特殊清掃が必要な理由

吐血による汚れがあるお部屋は上記のようなリスクがあるので、特殊清掃が必要です。

ここでは、吐血に対する特殊清掃が必要な理由について解説していきます。

感染症のリスクがある

吐血は病気やストレスが原因で血と胃の内容物が口から出てしまう症状のこと。お酒の飲みすぎで起こることもありますが、胃潰瘍や十二指腸潰瘍で起こることが多いです。

吐血の中には原因になった病気の病原菌など、様々な菌が含まれています。そのため、直接触れると危険です。空気感染で感染症にかかってしまう可能性もあります。

吐血の際の臭いが原因になって虫が寄ってきてしまった場合、さらに感染症リスクが高くなります。

感染症対策と徹底した消臭のために、通常の清掃業者ではなく、オゾンや専門の薬剤を使った高い消臭技術がある特殊清掃業者が必要になります。

精神的な負担が大きい

吐血は見るだけでも精神的な負担が大きいので、専門家以外の掃除はおすすめできません。

吐血が始まった場所に大量の血液汚れがあるだけでなく、家中に点々と垂れていたり、玄関に血の跡が続く状態にショックを受けてしまうこともあります。

嫌な臭いが家中に充満していることもあるので、長年忘れられないトラウマになってしまうかもしれません。無理に自分で対処するのではなく、特殊清掃業者を呼びましょう。

掃除・消毒が難しい

吐血は部屋中に飛び散るので、目に見える部分を取り除くだけでも大変です。

さらに、吐血による汚れはホームセンターなどで購入できる一般的な洗剤ではなく、医療現場でも使うような特殊な洗剤以外では落としきれません。

自分で掃除と消毒を行うとなると、血液を落とせる洗剤の入手が難しい上、吐血による感染症から身を守る装備も必要になります。

必要な道具をそろえるより、専門家に依頼した方が費用を抑えられるので、特殊清掃業者への依頼が必要です。

吐血があるお部屋の特殊清掃の流れ

吐血があるお部屋の特殊清掃の流れ

吐血があるお部屋は、感染症を防ぐ装備を準備した上で上記の流れで特殊清掃を行います。

ここでは、どんな作業で吐血を除去していくのかを見ていきましょう。

1.消毒する

特殊清掃業者が吐血に対処する際は、防護服やマスク、手袋などを装備した後に消毒から始めます。

吐血があった場所だけでなく、空気中にも菌が飛び散っている可能性が高いので、軽装では部屋に入るだけで危険です。

身を守る装備に着替えた後、高濃度オゾンや消毒剤を散布したり、燻蒸したりすることで、部屋全体を清掃・消毒していきます。

2.吐血の処理を行う

部屋全体の殺菌の後に、吐血の跡そのものを取り除いていきます。吐血はタンパク質による汚れなので、タンパク質を浮かせて取り除く特殊な薬剤を使うことで落とせます。

吐血は広範囲に飛び散るので、目視で確認できる場所だけでなく、ブラックライトなどを反射させ、取り残しがないように除去することが大切です。

ベッド、トイレ、お風呂、台所、リビングなど、床や壁の素材に合わせた薬剤を使い分け、徹底的に清掃していきます。

3.家財の整理を行う

特殊清掃は吐血で汚れてしまった家財はもちろん、他の家財も必要に応じて回収・処分します。

吐血の現場にある家財は、吐血が付着していなくとも、独特の臭気を吸い取ってしまうことがあるためです。

遺品整理に強い業者を選べば、すべての家財を「残す遺品」と「残さない遺品」に分類してもらえます。遺品の供養や遺品の配送を行う業者もいます。

4.消臭を行う

吐血を取り除いた後は、消毒液を散布して消毒します。さらに、専用の薬剤を使って最終的な消臭作業を行います。

薬剤だけでは臭いを落とせなかった場合は、床や壁紙をはがして清掃したり、コーティング剤で覆うケースもあります。

目に見える部分だけでなく、目に見えない菌や臭いに専門的な知識で対応してくれることが、特殊清掃に頼む強みと言えます。

吐血がある場合の特殊清掃業者の選び方

吐血がある場合の特殊清掃業者の選び方

吐血の跡があるお部屋は特殊清掃が必要です。上記画像の点を意識して業者を選びましょう。

ここでは、孤独死や病死、事故死のための特殊清掃業者の選び方を解説していきます。

どんな資格を持っているか

特殊清掃を営業するために必須な資格はありません。

しかし、吐血は孤独死や病死、事故死が原因で起こるので、解体・リフォームも必要になる可能性が高いです。解体工事登録という解体に必要な資格を持つ業者を選びましょう。

掃除で出るゴミの処理には一般廃棄物収集運搬許可や産業廃棄物収集運搬許可などが必要です。許可を得ている、あるいはゴミの委託先があるか必ず確認しましょう。

その他、下記のように特殊清掃をする際に役立つ資格を持っている業者がおすすめです。

特殊清掃に関わる資格 資格の内容
事件現場特殊清掃士・孤独死脱臭マイスター 孤独死・ゴミ屋敷・空き家の清掃に関わる専門家
消臭マイスター 脱臭に関する知識やオゾンを使った脱臭技術を持つ専門家
遺品整理士 遺品整理に関わる専門家

また、もし遺品や不用品の売却を考えている場合は、古物商許可を持っている業者を選ぶ必要があります。

依頼内容に近い実績や良い口コミがあるか

吐血による特殊清掃を呼ぶ際は「血液汚れ以外に汚れがあるか」「ゴミや害虫に対処する必要があるか」など、自分に合った作業内容を把握して、それに近い実績がある業者を選びましょう。

口コミのチェックも大切です。自社サイトにある口コミだけでなく、Googleマップなどの地図アプリにある口コミや、特殊清掃の一括見積サイトにある口コミが参考になります。

自分の求める条件に合っているか

特殊清掃業者は「不用品の仕分けを行うかどうか」や「状態の良い不用品の買取を行うか」など事業内容に微妙な違いがあります。目的に合った業者を選びましょう。

もし遺品整理でご利用の場合は「遺品の配送に対応しているか」「遺品のくよ湯をできるか」「保険や行政の手続きを支援してくれるか」「不動産会社・管理会社との交渉を仲介してくれるか」「空き家を解体できるか」などのチェックもおすすめです。

遠方の場合、立ち合い無しの作業してくれるのかも確認しておきましょう。

さらに、WEB申し込みで割引になったり、時間帯で費用を抑えられる業者もいるので、依頼の前に確認するのが大切です。

3~5社の見積もりを比較する

吐血による特殊清掃の相場は料金表を比較しても分かりにくいので、3~5社に見積もりを頼んで見積書を比較しましょう。無料の現地見積もりを行ってくれる業者がおすすめです。

不自然に見積もり金額が高い場合や、他にはない作業がある業者は危険ですし、下記のような見積書を出す業者も注意が必要になります。

  • 他社と比べて不自然に安い金額である
  • 作業内容ごとに料金が記載されていない
  • 合計金額しか記載されていない

上記のような見積書を出す業者は、契約後に「現場で追加作業が発生した」と言って高額な請求を行うトラブルが起きやすいです。

追加料金・追加作業についての取り決めがある業者を選んで、不当な高額請求を防ぎましょう。

他にも気になる点があったら、契約前に確認するのが大切です。悪質な業者は質問を嫌がって契約を急かしますが、優良な業者ならば丁寧に対応してもらえます。

なお、吐血による特殊清掃について以下のようなお悩みを抱えている場合、ぜひ、遺品整理の相談所にご相談ください。

  • どこから遺品整理を着手すればいいかわからない
  • どんな作業が必要なのか分からない
  • 予算はいくらくらいになるか知りたい
  • まずは相談からしたい

遺品整理の相談所では、当社がおすすめする優良な業者が加盟しており、予算にあった業者をご提案します。お困りの際は、ぜひお問い合わせください。

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特殊清掃の吐血に関するよくある質問

特殊清掃の吐血に関して、下記の3つの質問がよくあります。

  • Q.吐血は自分で掃除できる?
  • Q.特殊清掃以外にも吐血現場に対応できる?
  • Q.吐血以外にも特殊清掃が必要なケースはある?

ここでは、具体的なポイントなどを紹介していきます。

Q.吐血は自分で掃除できる?

A.吐血はストレスやお酒の飲みすぎで起きることがありますが、病気により起こるケースが多いです。吐血の中には病原菌が潜んでいるリスクは高いので、自分で掃除するのは危険があります。

吐血を除去する際の感染症対策や、吐血を落とせる洗剤の準備も困難です。

精神的にも人の血を片付けるのは負担なので、特殊清掃業者に頼んだ方が安心・安全だと言えます。

Q.特殊清掃以外にも吐血現場に対応できる?

A.吐血には病原菌が含まれている可能性が高いので、高い消臭・消毒技術を持つ特殊清掃業者に頼むのがおすすめ。

通常の清掃業者では対応できるか分からないので、特殊清掃業者以外に頼みたい場合は事前に確認しておきましょう。

Q.吐血以外にも特殊清掃が必要なケースはある?

A.吐血がなくとも、重度のゴミ屋敷や介護の現場など大便や尿が染みている場合など、特殊清掃に依頼した方が適切なケースもあります。

ペットの糞尿や爪痕、噛み跡があったりする場合にも必要です。

特殊清掃はゴミ屋敷清掃業者と比べても消臭技術が高いので「嫌な臭いが家に染みついてしまった時には特殊清掃」と考えると分かりやすいです。

まとめ:吐血の汚れは特殊清掃に頼むのが安心

まとめ:吐血の汚れは特殊清掃に頼むのが安心

吐血があったお部屋の清掃は精神的に負担があるだけでなく、感染症のリスクがあります。目に見えない菌が空気中に飛び散っている可能性が高いので、特殊清掃業者に対処を頼みましょう。消毒・清掃・家財の処分をすべて請け負ってもらえます。

特殊清掃業者を選ぶ際は、遺品整理の有無や不動産会社・管理会社とのやり取りを仲介してくれるかなどにも注目して選ぶ方法がおすすめです。

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著者情報

坂本貴志

坂本 貴志

遺品整理の相談所 代表

遺品整理の相談所の代表を務め、廃棄物業界に15年従事しており、遺品整理、生前整理、ゴミ屋敷片付けなどの各種サービスのエキスパート。姉妹サイトでは、一般廃棄物収集運搬業の許可業者のみを紹介する不用品回収のマッチングサイト「不用品回収相談所」を全国展開し、 業界の健全化をビジョンに掲げて事業を運営している。豊富な経験により、個人でも一般廃棄物実務管理者、遺品整理士などの専門資格も取得しており、業界団体の講師や廃棄物業者へのコンサルティングなども務めている。

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